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ロイヤル工業「あめdeわたあめ」

〜アメ玉から簡単に作れる“わたあめ”製造機
Reported by 本誌:正藤 慶一

あめdeわたあめ
 “お祭りの露店”というと、たこ焼きや焼きそば、または射的などを思い出す人もいるだろうが、私の場合は「わたあめ」だ。もともと甘いもの好きなのもあるが、当時はなんでアメが“雲”のように出来上がるかが不思議でたまらなかった。子供の目には、円形のわたあめの機械に割り箸を入れただけで、“雲”が魔法のように発生しているように見えてしまうのだ。

 もちろん、わたあめは魔法でできるわけがない。わたあめ製造機の中心部の空洞に「ザラメ」という砂糖の一種を入れて、熱を与えて溶かし、機械の中心部を回転することで、溶解したザラメを、遠心力で糸状にするという仕組みになっているのだ。

 ロイヤル工業株式会社の「あめdeわたあめ」は、上記と同様の機構を採り入れた家庭用のわたあめ機である。ただし、この製品が普通のものと決定的に違うのが、ザラメではなく、市販のアメ玉を溶かして、わたあめを作るという点だ。ザラメは高温でもなかなか溶けにくい性質があるので、家庭用として「アメ」をチョイスしたのだろう。類似製品は見あたらない。販売価格は楽天市場で15,750円と、価格は少々高めかも知れないが、業務用の機械では、10万円を超える製品が中心だ。基本的に値段が高めのジャンルなのだと割り切り、購入した。

 本体は、台座と黄色いドーナツ型のボウルに分かれており、ボウルを台座の上にセットして使用する。ボウルは遠心力で飛ばされた糸状のアメを受け止めるためのもので、上下に2分割できる。台座とボウルを合わせたサイズは280×262×178mm(幅×奥行き×高さ)で、業務用のものよりは十分に小さいのだが、ボウルが台座をはみ出ているためが、机の上に置くと、ちょっと大きい印象を受ける。

 台座は、中心部のみが電気で回り、そのさらに中央には、アメを受けるポットが付いている。ここにアメを載せ、ポットをクルッと回せば、内部のアメを溶かす金属の皿にセットされる。投入口は直径23mmほどで、一般的なサイズのアメ玉なら、余裕に入るだろう。付属のACアダプタをコンセントにつなげば、準備は完了。本体のスイッチをONにして、わたあめの調理がスタートする。


ボウルを含めた本体サイズは280×262×178mm(幅×奥行き×高さ) 中心部にアメ玉を載せて、ポットを回転させて内部へ入れる 中心部の上カバーを外したところ。アメ玉は内部の金属の皿にセットされる

金属の皿のスキ間から、糸状のアメが発生する 電源はON/OFFの切り替えのみ。スイッチ横のツマミで運転速度を調整する

 まずは、手元にあった「VC-3000のど飴(ノーベル製菓)」で作ってみよう。アメを入れ、スイッチを入れると、「ブーン」というモーター音がして、機械部が回転し始めた。運転音は静かとは言い難く、本体の振動が机にまで伝わり「ガタガタ」とうるさい。騒音が気にならず、安定した場所で使用するのが良いだろう。なお、使い始めは予熱のため、3分ほ空回しする必要がある。

 ところで、電源スイッチの左には、運転スピードを早めたり遅くしたりするツマミも備えられている。周りには「1/2/3」の3つの目盛りが振られており、この範囲内で無段階で調節できる。説明書によると、まずは「2」で試し、気温・湿度が高いときや、わたあめが吹出口で絡みやすい場合は「3」を、気温・湿度が低いときや、わたあめが舞い上がってしまう場合は「1」にするとある。今日は特に暑くも寒くもないので、目盛りを「2」の真ん中に合わせて使用した。ちなみに、説明書が推奨する使用環境は、室温18〜25℃、湿度40〜60%とのことだ。

 電源を入れてから2分ほどで、アメの“糸”が発生しはじめた。ボウルからは「VC-3000のど飴」の香りもする。それから1〜2分で、ボウル内がわたあめで一杯になった。説明書には、わたあめが完全にで終わったらスイッチを切ると書いてあったが、調理終了のサインは特に表示されないので、こちらで判断する必要があるようだ。ボウルの上半分を取り外し、露店のわたあめに倣って、割り箸に巻き付けて取り出す。サイズは、露店のものよりもいくらか小さいようだが、見た目はしっかりわたあめだ。「VC3000のど飴」自体は黄色いが、できあがりは白色だった。


【動画】運転中のようす。だんだんと“糸”が発生し、ボウル内に溜まってゆく (WMV形式、約5.3MB) 運転開始から3〜4分ほどで、ボウルがわたあめでいっぱいになった 「VC3000のど飴」でできたわたあめ。アメ自体は黄色いが、できあがりは白色だった

 食べると……おおっ……「VC3000のど飴」の味がする。もとろん、素材を溶かして綿状にしたのだから当然なのだが、普段とはまったく違った食感がして、なかなかおもしろい。また、“糸”の1本1本に、のどアメ特有のスッとした味が含まれているのも味わい深い。おいしく食べさせてもらった。

 この製品の良いところは、アメの数だけいろいろなわたあめが作れるというところ。味はもちろんのこと、抹茶のアメなら緑色、ぶどう味のアメなら紫色など、カラーも楽しめてしまうのだ。この後「パインアメ(株式会社パイン)」「くだもの山のくだもの飴(カンロ)」「宇治産抹茶飴(井関食品)」「龍角散のど飴(UHA味覚糖)」などを試してみたが、どれもおいしく食べることができた。「炭焼珈琲(春日井製菓)」のわたあめは、コーヒーの苦みが強すぎて食べられなかったが……。

 ただし、どのアメでも使用できるわけではない。内部にパウダーや落花生など、アメ以外のものが混入されていたり、バターやミルクなど、乳脂肪成分の入ったもの、さらに、砂糖類やソフトキャンティ、グミやキャラメルも使用できないので注意だ。


「パインアメ」のわたあめ。こちらも「VC3000のど飴」と同じく黄色なのだが、できあがりは白色だった 「宇治産抹茶飴」のわたあめ。抹茶らしく緑色に仕上がっている

「くだもの山のくだもの飴」のグレープ味で作ってみた。いちごやオレンジも同梱されているので、いろいろなバリエーションが楽しめそうだ 「炭焼珈琲」は、苦味が強くて食べられなかった。見た目もちょっとイケてない。普通にアメとして食べた方がおいしい

 さて、わたあめを作った後の本体は“糸”が細かくこびりついており、しっかり片付ける必要がある。しかしパーツが多く、作業は結構面倒だ。本体から、ボウル、回転部の上下のカバー、アメを溶かす金属の皿を取り外し、ぬるま湯で洗う。本体は水あらいできないので、ふきんなどで拭く。使用直後の本体内部は、アメを溶かすためかなりの熱を発しているので、掃除は必ず本体が冷めてから行なうようにしたい。なお、カバーの取り外しには、六角形の専用のドライバーを使用するが、本体内に差し込める仕組みになっており、収納場所には困らない。


回転部分は、上下のカバーや皿など、計5つのパーツに分割できる
分解は本体に備え付いている専用のドライバーで行なう

使用後は本体内にわたあめの跡がいっぱい パーツの汚れが落ちにくい場合は、熱湯につけ置きすれば落ちやすくなる 本体は水洗いができないので、ふきんを使って掃除する

 問題点としては、前述のとおり、回転部分の運転音がうるさい点だ。ただし、わたあめ製造機は、回転することで糸状のアメを飛ばす構造なので、ここを覆って防音するとなると、わたあめが作れなくなってしまう。ある程度音がしてしまうのは致し方ないが、せめてボウル全体を覆うカバーがあれば、いくらかは軽減できたかもしれない。

 また、アメによっては“糸”の切れ端が舞い上がってしまうこともある。本体の近くにはなるべく物を置かず、床には新聞紙やシートを敷くなどの対策をするのが良いだろう。

 とはいっても、家庭でいろいろな味と色のわたあめが作れるというのは、露店のわたあめ屋さんでもできない芸当だ。「どんな味のアメができるだろう?」と、子供と一緒に楽しんだり、ホームパーティーで使ったりなど、みんなで盛り上がるにはぴったりの一品だ。

 ところで、一般的な味のわたあめを作る場合は、UHA味覚糖の「純露」や、株式会社黄金糖の「黄金糖」のような、砂糖と水飴でできたシンプルなアメを使用すれば、なつかしいあの味を再現できる。“露店のわたあめを家で食べたい”という人も、一度試していただきたい。





URL
  ロイヤル工業株式会社
  http://www.royal-kk.co.jp/
  製品情報
  http://www.royal-kk.co.jp/wataame/



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2007/04/10 00:03

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