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Ronan Tools「クレバークリーバー」

~包丁とまな板が1つになった便利ツール
Reported by 西村 敦子

クレバークリバー
 お得大好き! な私が、昨年定価買いした数少ないアイテムの1つが、この「クレバークリーバー(CLEVER CLEAVER)」です。「fun style shopping」で6,090円でした(ただし、いまは最安で3,000円以下で入手できるようです)。

 クレバークリーバーは、ステンレスのブレードに小さなプラスチックのまな板を組み合わせた、大きなハサミのような形のアイテムです。「買ってよかった」と日々実感している私のお気に入りで、キッチンが狭い一人暮らしの方には特にオススメです。

 普段自宅で仕事をしているため、自然と自炊が多くなるんですが、昼ごはんに力作を作っても、結局食べるのが自分だけなのでやる気もわかず、「まぁ食べられればいいか」と適当に作って食べてしまうことが多いんですね。

 「そばでも食べるか」と思ってちょっとネギを切りたいとき、「サラダにしよう」と思ってトマトを切るとき。一人分の材料をちょっと切るだけのために、わざわざ包丁とまな板を使うと、後で狭いキッチンで苦労して洗わないといけない……。「あぁ面倒くさい!」と思うわけです。

 こんなことを書くとダメな人だと思われそうですが、私、まな板を洗うのが嫌いです。大きくて重くて洗うのが大変だし、使ってるうちにどうしても傷が増えてきて、洗っても洗えてるんだか洗えてないんだか、手応えがない。そこで最近は、百円ショップで売っているアウトドア用の薄くてソフトなまな板を、普通のまな板の上に敷いて使って、傷が目立つようになったらさっさと捨てて新しいのを使う、という使い方をしています。でも、ほんのちょっと切りたいときは、このソフトまな板すら使うのが面倒になってしまったりするわけです。

 ネギを切る程度なら、百円ショップの調理ばさみで十分じゃないか? と言われそうです。私も以前韓国旅行にいったときに、現地のレストランで肉から野菜まであらゆるものを調理ばさみで切っていることに衝撃を受け、それ以来調理ばさみは積極的に使ってはいました。ただ、材料をハサミで切ることの抵抗感が(たとえ調理用でも)どうしてもなくならないことと、微妙に「ハサミで切りました」とわかる切り口になってしまうのが、ずっと気になっていました。

 が、この「クレバークリーバー」だと、構造が「包丁とまな板」と同じなだけに、調理ばさみで切ったような不自然な感じがほとんどありません。また、調理ばさみでは無理がある、トマトやきゅうりなどの厚みがあるもののカットも楽で、切り口がきれい。ブレードの部分はドイツのゾーリンゲン社製、まな板部分はデュポン社製というだけあって切れ味もいいので、ニンジンやタマネギ、ジャガイモなど比較的固いものも切ることができます。


グリップ部分はラバー製で、力を入れやすい。アメリカ製の製品ですが、女性の手でも大きすぎず使いやすい大きさです しまうときは、赤いロックをかければコンパクトにまとまります

ちょっと具を足したいときに直接切って入れられるのが便利。水菜をざくざく切るときの感覚が気に入ってます トマトなど厚みがあって調理ばさみで切れないものも、簡単に切れます 比較的薄くもスライスできます。使う直前に切りたいレモンやライムに便利

ニンジンなどの固いものもカットできます 調理ばさみで切ったもの(左)と、クレバークリーバーで切ったもの(右)。クレバークリーバーで切った方の切れ目は、包丁で切ったときと同じようにきれい

 ただし、ブレードが比較的薄く、固いものを切るときには力の入れ方によって、かなりしなります。ブレードの根元の方で切るなどの工夫が必要なので、固くて大きいものにはあまりおすすめしません。また、「ネギのみじん切り」とか「キャベツの千切り」のような細かい作業には向いていません。不可能ではないと思いますが、現実的には乱切り向きです。


ブレードの部分は取り外しできるので、よく洗いたいときや、アウトドアなどでブレードだけを包丁代わりに使いたいときに便利です
 片付けの簡単さは折り紙付き。切り終わったら、グリップをにぎったまま水洗いして片付けられます。また、ブレードとまな板は取り外しもできるので、汚れが気になったら隅々まで洗うこともできます。

 特に「クレバークリーバー」が便利なシーンは、一人分のサラダを作るとか、フライパンでちょっと野菜いためを作るとか、麺類に野菜を入れて煮込むとか、鍋ものに材料を追加するようなとき。材料を洗ったら片手で材料の根の部分を手に持ち、もう一方の手で「クレバークリーバー」を握って、材料を鍋に直接ざくざく切り落としていけばいいだけ。包丁で切ってまな板から材料をボールに入れて……というようなもろもろの作業が必要なく、とにかく作業がスピーディ。1人分の食事を作るときには大活躍します。

 製造元としてはアウトドアグッズとしても推奨しています。たしかにこれ1本あればカレーの材料ぐらいはまな板なしでも作れそうです。あらかじめ切ってしまうと鮮度が落ちてしまうレモンやライムを切るために、パーティのときテーブルに置いておく、という使い方も便利でしょう。

 「なんとなく包丁が怖い」という理由で料理をしない男性も結構多いようですが、「クレバークリーバー」だと怖さもありません。数百円で買えてしまう調理ばさみよりは高いですが、ニーズにぴったり合った人には価格分の価値はあるアイテムです。





URL
  Ronan Tools (英文)
  http://www.ronantools.com/


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2007/03/29 00:04

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