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家電製品ミニレビュー
ナショナル「メンズ2WAYトリマー ER217P」

~ヒゲも髪もカットできるバリカン
Reported by スタパ齋藤

メンズ2WAYトリマー ER217P本体。ナショナル製のヒゲ刈りマシンとしては最新機種になる。ヒゲおよび髪を刈ることができる
 髭の場合、あっ間違えた、俺の場合、何を隠そうヒゲ生やし歴20年以上なのであり、つまりこれは“ヒゲを適切な長さでたくわえること”を長年ヤッているのであって、長い間ヒゲの手入れが生活習慣の一部になっている。

 ヒゲ初心者の頃はハサミでヒゲを整えていた。が、ハサミ使用時の技術的・時間的側面から「うわぁ面倒くさい!!」という問題が生じ、理髪店に行っては「ヒゲをバリカンでお願いします」とプロの手に処理を委ねていた。ヒゲは頭髪より早く伸びるため、拙者は頭髪よりもむしろヒゲ処理のために理髪店に代金を支払っていたような記憶がある。

 これが20年程度前の話。

 その後、ヒゲ野郎市場に目を付けたナショナルは「ER240」という“メンズグルーミング家電”に着手。俺の食指もその機器に着手。ヒゲ用バリカンですな。以降、ハサミで面倒な思いをすることも、頻繁に理髪店へと行くこともなく、快適にヒゲを整えられるようになった。

 そして時代は移り、ヒゲ野郎の意識は変わった──さらに快適にヒゲ処理したーい!! すると、ナショナルがスゲぇのを出してきた。その名も「ヒゲトリマーER223」!! ななな何と丸ごと水洗いできるウォッシャブルなヒゲ用バリカン!! 洗える!! ヒゲ処理機器自体の掃除がラクに!! というわけでER223を速攻で購入。最近まで非常に便利に使用してきた。

 ところが最近、ナショナルが新たな対ヒゲ刺客っていうか新型のヒゲ用バリカンを発売していたことが発覚。ていうかノーチェックだったっス、ヒゲ野郎としたことが。ともかく、その新型とは、ナショナルの「メンズ2WAYトリマー ER217P」である。

 で、早速コレを使ってみたらちょいとナイスだったので、一発ご報告していきたい。


旧型ことヒゲトリマーER223はこんな製品

拙者が愛用していた旧型ヒゲトリマーことER223。ヒゲを効率よく整えられる。丸ごと水洗いもOK
 拙者がこれまで使っていた(製品としては旧型になる)「ヒゲトリマー ER223」は、前述のとおり“丸ごと水洗いできる”という点で画期的だった。ヒゲ処理後の掃除がラクで、いつも清潔、ってコトですな。

 機能面での良さとしては、まず、ダイヤル操作でヒゲの刈り高さ指定が可能(1~20mm・14段階)ができること。残したいヒゲの長さをダイヤル操作・数値指定で決められるので、要は「いつものワタクシのヒゲの長さ」を容易に合わせて、刈っていける。

 それから、本体背面にミニトリマーを持っていた。ヒゲのボリューム微調整や最後の仕上げに便利な機構である。また、髪用アタッチメントを装着すると、襟足や耳周りなどの頭髪も整えられた。

 他、充電式でも交流式でもある点。充電すれば連続約50分使用可能で、ACアダプタを接続したまま使えば、電池残量を気にせず使うことができた。


ダイヤルで“残すヒゲの長さ”を指定可能。数値が残るヒゲのミリ数(目安)となる。 本体背面にはミニトリマーと呼ばれる“仕上げ用小型バリカン”が内蔵されている。

新型はどう変わったか

新旧のヒゲトリマーを並べてみた。若干、形状とデザインが変わりましたな。基本的な機能はだーいたい同じ
 新型となる「メンズ2WAYトリマー ER217P」。基本的な機能は前述の「ヒゲトリマー ER223」と同様。部分的な機構や形状が若干異なるが、水洗いOK、ヒゲの刈り高さをダイヤルで調整可能(1~20mm・14段階)、充電・交流両対応あたりまでだいたい同じ。また、実はバッテリー持続時間(フル充電約8時間で連続約50分間使用可能)や替え刃も同じである。

 旧機種からアップグレード(!?)した点は、新型ER223では、正々堂々と“頭髪のカットに対応”したこと。旧型にも髪用アタッチメントが付属したが、説明書には「頭髪全体の丸刈りには使用できません」との断り書きがあった。が、新型の髪用アタッチメントは“頭髪の刈り高さをダイヤルで調整してのカット”にキッチリと対応している。

 これでヒゲ用バリカンで頭も刈れるゼ!! と思ったが、この考えは約32ミリ秒で消えた。ていうかですね、そーとー刈るのが巧い人や頭のカタチが良い人ならイイんですけどね、自分で丸刈りとかにするとヤバいっスよマジで。根本的なレベルで上手く行かないですな。髪全体をキレイ or 均等に刈るのは至難。ウソと思ったらヤッてご覧なさい。な~んかヘンな頭、もしくは、ププッと笑わざるを得ない頭髪になっちゃうから。だから理髪店で丸刈りにする人が多々あるわけですよええ。と、一度、ヒゲ用バリカンで頭刈って絶望的な気分になった俺は、一言加えてみた。

 ただ、新型における頭髪時の使い勝手は、良さそうではある。ER217Pに髪用アタッチメントを装着した時、前述のダイヤル操作によって髪を刈る高さを(6~25mm・14段階で)調整できる。これに加え、髪のスキ刈り機能も搭載している。このスキ刈り機能を使えば、絶望的な丸刈り状態にならずに済む可能性が多少は高まりそうだ。


新型には頭髪カット対応アダプタが付属する。新型は正々堂々と“髪も刈れる”と謳っている 新型のスキ刈り機構。髪を刈った時、自然な仕上がりになるようにする間が広いトリマーアタッチメントですな。これは本体に内蔵されていてスライドさせて(出して)使う

で、新型、どうなのよ!?

 ヒゲ野郎の俺、新旧両機を使い比べてみたわけだが、ぶっちゃけた話、ヒゲを刈りおける新旧両機の差はあまり大きくない。てか、小さい、かも。

 刃幅が広くて切れ味が良く、ダイヤルによる刈り高さ指定が可能であり、使った後には丸ごと水洗いできるということで、双方、どちらも非常に便利。率直なところ、効率よくヒゲを整えたい人にはかなりオススメできる。

 が、細か~いトコロを見ていくと、新型には小さな違和感が残ったりした───前述のように、新型は正々堂々と髪の手入れにも対応した。髪を自分で手入れする人には朗報かも。ただその一方で、ダイヤル部分の表示数値が少々わかりにくくなった。

 具体的には、旧型で数値を1に揃えれば刈り高さが1ミリ、5なら5ミリ、20なら20mmと、数値=ミリ数で指定できた。ヒゲ刈り特化型バリカン(つまり髪の手入れはあくまでオマケ的機能)だったから、この点は非常にわかりやすかった。

 新型では、ダイヤルの数値と刈り高さがほとんど一致しない。ヒゲ用アタッチメントを付けた場合、1なら1ミリで2なら2ミリというあたりは一致するが、4で5ミリ、8で11ミリ、14で20ミリと、ダイヤル数値と刈り高さが徐々にズレていく。髪用アタッチメントを付けた場合、1で6ミリ、4で10ミリ、10で19ミリと、これまた数値と刈り高さが一致しない。数値指定ではなく、数値を目安にした調整になるんですな。


「ER223」のダイヤル部。旧型では数値が“残すヒゲの長さのミリ数”を示した こちらはER217Pのダイヤル部。新型の数値は目安で、数値がミリ数を示しているわけではない

 というわけで、ヒッジョーに細かいコトだが、新旧各機では、ダイヤル数値の意味が変わったので、旧型から新型へ乗り換える方はご注意あれ。

 とか、一応マジメに比較してみたが、えーっとですねぇ、なんかですねぇ、ヒゲをラクに手入れしたいって場合はですねー、どっちも快適っすよ結局。でもですねー、なんかですねー、実勢価格は新型のほうが安いみたい。そう考えると、ヒゲ専用バリカンとして考えた時のコストパフォーマンスは、新型の「メンズ2WAYトリマー ER217P」の方が高いようですな。





URL
  ナショナル(松下電器産業株式会社)
  http://national.jp/
  メンズ2WAYトリマー ER217P 製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=ER217P
  ER217P オプション品 製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/option.do?pg=07&hb=ER217P
  ヒゲトリマー ER223 製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=ER223

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2007/03/14 00:01

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