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ナショナル「KP-0006-R」

~乾電池で動くボール型鉛筆削り
Reported by 本誌:伊達 浩二

KP-0006-R
 昔から字が下手で、PC以外ではほとんど書き物をしなくなっていたのだが、最近は朱筆を入れるせいで手書きが必要とされることが多く、水性ボールペンを握っている時間が長い。やはり校正のときは、データよりも紙の方が精度が上がるし、修正を入れられた方もわかりやすい。

 そんなとき、お付き合いのある会社の方から記念品として、黒いノートと鉛筆のセットをいただいた。ノートは、そこの製品を模した黒い表紙で、鉛筆はそれに色調を合わせた黒いものが半ダース入っている。外の塗装だけでなく、軸の木材も黒い。

 小学生のころはHBの鉛筆を使っていたが、中学からはシャープペンシルになり、やがて油性ボールペンや水性ボールペンばかりで、鉛筆を握る機会はなかった。社会人になるころには、PCで原稿を書き始めていたはずだ。最後に買った鉛筆はデジカメの作例用に買った24色の色鉛筆セットで、ケースから取り出したこともない。たぶん、鉛筆をくれた方もアクセサリーとしてノートとセットにしただけだろう。そう思うと、なぜか無性に鉛筆を削ってみたくなった。

 ところが、オフィスのフロア内には鉛筆削りはまったくない。もともと不器用な上に、長いブランクがあるので、カッターの類では、ちゃんと削れるとは思えない。どうせ鉛筆削りを買うのなら、手動で鉛筆の方を回す小さな鉛筆削りではなく、久しぶりに電動鉛筆削りで削ってみたい。

 しかし、楽天市場などで調べても電動鉛筆削りはあまり多くは見つからない。その上、キャラクターが付いていないものをとか、使用頻度は低いだろうからできるだけ安くとか、条件を付けていると、本当に少なくなってしまう。

 迷った末に購入したのがナショナル(松下電器産業株式会社)の「KP-006-R」という電動鉛筆削りだ。価格はオープンプライスで、Amazonでの購入価格は1,320円だった。


電源は、単三乾電池を4本使用する
えんぴつを削る刃は、カバー内に備えられている 正面のカバー部分が外れていると、安全のためカッターが回転しない

 KP-006-Rは、上半分が赤い半球状で、それを下半分の黒い部分が支えている。本体サイズは84×84×82mm(幅×奥行き×高さ)で重量は約250g(電池含む)。大きさと光沢のある色合いから、リンゴを思わせるデザインだ。

 電源はACではなく、単三乾電池4本を使用する。本格派というよりはポータブル性を生かした軽量派という性格の製品だ。

 操作方法は簡単で、本体上部の穴に鉛筆を差し込むだけだ。削りすぎ防止装置はついているので、1本丸ごと削ってしまうようなことはない。ただ、力を入れすぎて2本ほど芯を折ってしまった。

 削り上がりの状態は、かなり尖った感じだ。これは、大きな一枚刃が回転して削る構造も影響しているのだろう。削りかすも本格的な鉛筆削りのような糸くず状のものではなく、薄いかんなくずのような形をしている。なお、削りかすが溜まるカバー部分が外れていると、カッターが回転しない。軽量級とはいえ、子供が使うことが多い製品だけに安全性はきちんと考えられている。


鉛筆と比べると大きさがわかる
削り上がりは、かなり尖っている
削りかすは、糸くず状ではなく、かんなくずのように薄い

 尖った鉛筆で、紙に字を書いてみる。鉛筆で字を書くのは予想以上に面白い。ボールペンに慣れているので、必要以上に筆圧が強くなっていることがよく分かる。鉛筆を立てすぎず、また力を入れすぎずに、ゆっくり書いていくコツを思い出すのには時間がかかりそうだ。

 今回は鉛筆自体が、一応の役に立ちますというレベルだっただけに、もう少し良い鉛筆を買ってみようかと思う。三菱鉛筆の「ハイユニ」やトンボ鉛筆の「モノ」も健在のようだ。できれば鉛筆削りも本格的な据置型で、芯の調整ができるものが欲しいと考え始めている自分が怖い。そのうち、鉛筆で写経でも始めてしまいそうだ。





URL
  ナショナル(松下電器産業株式会社)
  http://national.jp/
  製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=KP-006
  日本鉛筆工業協同組合
  http://www.pencil.or.jp/



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2007/02/21 00:00

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