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家電製品ミニレビュー
TO-PLAN「ウォーミングバブルスパ プチ WBS-6000」

~水から沸かせるフットバス
Reported by 西村 敦子

 「ウォーミングバブルスパ プチ」は、ひとことで言えば、フットバスをちょっと試してみたいという人におすすめの手軽なアイテムです。加熱できるタイプで気泡や振動機能付きという豊富な機能を考えると、コストパフォーマンスにも優れています。楽天市場での購入金額は、5,699円でした。


「ウォーミングバブルスパ プチ」本体 底面の縦に走る緑のラインから気泡が出る仕組みになっています

男性にも多い「冷え性」をフットバスで解消

 最近は足裏マッサージなどでもフットバスを取り入れられているので、「フットバスってなに?」という方は少なくなりましたが、効果について正しく知っている方はそれほど多くないと思います。

 そもそもフットバスが何に効くかと言えば、いちばん大きいのは「血行の促進」です。疲労回復やリラックス効果、筋肉のコリの軽減なども、基本的には血行促進から来る効果です。

 冷え性は女性のもの、と思われる方も多いのですが、実は男性でも案外多く、近年は増加傾向にあるそうです。女性の場合は、熱の元になる筋肉の量が少ないこととや、女性ホルモンのバランスの乱れが原因となることが多いのですが、男性の場合は、運動不足やストレス、生活習慣の乱れが多いそうです。この“冷え性”の体質を改善するのは結構大変。血行不良の起こす弊害は多く、手足の冷えのほか、肌荒れを起こしたり、「万病のもと」と言われるほどです。

 本当はぬるいお風呂にゆっくりつかって体中暖まれればいいのですが、一日にそう何度もお風呂には入れませんし、寝るまでに時間が経ってしまうこともあります。そんな方には、手軽な「フットバス」がおすすめ。フットバスなら家族で暮らしていても時間を気にせず手軽に使えますし、アロマを使って香りを付けたり、ゲルマやミネラル塩など自分の好きなアイテムを試すのも自由。お湯の量も少ないので経済的です。


足浴する前の足裏の表面温度は18℃でした 20分間の足浴後の温度は31℃になりました。湯冷めしないように、最後に常温の冷たい水に足をつけておくのがおすすめです

我が家のInnerScan(体組成計)で、足浴前後の基礎代謝量をチェック。足浴する前は1486kcal/日ですが…… 20分間の足浴をしたあとは、1498kcal/日でした。血行がよくなって、少しだけだが代謝が上がったことがわかります

案外面倒なメンテナンス方法に注意

 フットバスのアイテムには、数百円のタライから数十万円の遠赤外線効果があるものまでいろいろな製品があります。ただ、タライならわざわざ悩む必要もないし、数十万円は現実的ではないので、実際のところは「1万円前後の加熱機能付きフットバス」、「2~3万円の深型スチームバス」、「2~3万円の深型フットバス」の3種類から、どれを選ぶかで悩むことが多いのではないでしょうか。

 私の場合、もう5~6年、冬には深型フットバスを愛用しています。買った当時、「ふくらはぎまでお湯で温めた方が効果が高い」と聞いて、かなり奮発して深型を購入したのですが、問題はそのメンテナンス。深型だとお湯が7~8Lは入るので、本体の重量と合わせて10kg近いものを、持ち上げて排水しないといけないですし、掃除も大変。自分1人で使うため、お湯替えは毎日ではないにしろ、少なくとも3日に1回は必要なのでかなりの重労働です。効果は高くてすばらしいのですが、この手入れが面倒になって結局、数回しか使わなかった年も何度かありました。

 そんなメンテナンスが面倒という方には「スチーム式」がイチオシ。コップ1杯の水を入れればスチームで温めてくれますし、水の入れ替えも不要。ただ、“水につかる”という癒し効果がないのと、2万円前後と価格が高いので気軽に使うというより、本気で「毎日フットバスするぞ!」という決心がないとなかなか購入できないかもしれません。

 とりあえず、フットバスの効果を試してみたい、という方には、今回のような1万円以下の手軽なフットバスから試してみるのがおすすめ。くるぶしあたりまでの温めまでになる半面、水も3Lぐらいしか入らないのでメンテナンスが簡単です。


足し湯が必要ない、加熱できるフットバス

本体には3L程度の水を入れます。それ以上入れると、気泡を出したときに外にあふれ出る可能性もあるので、入れすぎには注意しましょう
 今回試した「ウォーミングバブルスパ プチ」は、ただ足浴するだけでなく、気泡が出てバブルバスの雰囲気が楽しめたり、機械が振動して足をマッサージしてさらに血行を促進するなど楽しめる要素が多いのが魅力。また、普通の容器だけだとお湯がすぐに冷えてしまうため、温度が下がったら“足し湯”をする必要があるのですが、この製品の場合は保温や加熱ができるので温度をキープできる点がウリです。

 気泡や振動などの機能は、20分タイマーになっているため、20分たつと自動的に電源が切れるようになっています。常温(14℃前後)から適温(39℃前後)にするには冬の室内で15分ほどかかります。そのままだと足を入れて5~6分で切れてしまうことになるので、お湯が準備できたらいったん電源を切って、設定しなおすのがおすすめです。

 実感としては、気泡はリラックス感、振動は血行促進の効果が高いようです。アロマを溶かした塩や粉末の入浴剤などを入れるときは、気泡を出す穴に詰まらないよう、いったんお湯などに溶かしてから入れるよう取扱説明書にありました。

 足を入れて暖まりはじめるとなかなか身動きが取れません。気泡でお湯が飛び散った時のために、下にはタオルなどを敷き、終わったあと足を拭くためのハンドタオルの準備も忘れずにしましょう。


アタッチメントには、中央部に「軽石」「ツボ押し」「ブラシ」が、足浴槽の底面には「足ツボローラー」「足ツボ」が付けられます。ただし、底面にセットすると足の甲が浮き上がるので、私の場合は「足ツボローラー」も「足ツボ」も付けずに使いました アタッチメントはフッカーにセットして、本体側面に掛けられます。足が温まると角質が取れやすくなるので、軽石やブラシが便利に感じました 操作はすべて上部の操作パネルで行います。加熱するには「入/切(20分で自動切)」→「入/切(保温・加温)」→「温度・上(設定温度まで上げる)」→「気泡」または「振動」を押す。4つのボタンを押す必要があり、少々複雑です

温度設定と使い方に注意

温度の表示は39℃ですが、温度計ではかってみると40℃以上に……。最初の加熱時にはあまり温度計を過信しないほうが良さそうです
 温度の感じ方には個人差があるでしょうが、冷たくなった足を熱いお湯に入れるとかなり熱く感じます。慣れない人は39℃ぐらいから始めた方がいいでしょう。ただし、足をつけるとすぐに慣れてぬるく感じるようになります。

 「ウォーミングバブルスパ プチ」の場合、加熱部がつま先近くの中央にあるので、対流がないとどうしても一部だけが熱くなりがち。また、なぜか加熱時は表示温度と実際の温度に差があって、39℃に設定していても、実際は43℃ぐらいになっていることもありました。加熱のときは望む水温の-3℃ぐらいで設定し、加熱が終わったらいったん電源を入れ直すと、温度が正しい表示に戻ります。入りながら保温するときは、つま先側が熱いと感じたら、足を動かすなどして、かかと側のお湯と対流させてみてください。

 というわけで、正直言って使うのに少しコツがいりますが、手軽な価格でフットバスのいろいろな機能を楽しめるという点では役立つアイテムです。あまり高額なものをいきなり買って、「やっぱり面倒……」とか「効果がない」と後悔しないように、このぐらいの手軽なものから試してみるのが良いでしょう。





URL
  TO-PLAN(株式会社東京企画販売)
  http://www.to-plan.co.jp/


2007/02/06 00:00

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