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やじうまミニレビュー グローバル「バキュフレッシュ」
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~飲み残したワインの酸化を防ぐ
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Reported by
本誌:伊藤 大地
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グローバル「バキュフレッシュ」
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年末年始のパーティシーズン、お酒を飲む機会も多いことだろう。ビール、焼酎、ウイスキーに日本酒と、酒の種類もさまざまだが、飲み残しの保管について、ワインほどやっかいなものもない。
ワインは、安価なテーブルワインや、2L、3Lタイプの紙の容器に入った家庭用のものを除くと、昔ながらのコルク、もしくは模擬コルクでビン詰めされたものがほとんど。こうしたタイプのワインは、飲み残した場合、栓をして、冷蔵庫に入れていてもすぐに酸化して酸っぱくなってしまう。
そこで購入したのが株式会社グローバルが輸入・販売している、真空ポンプ付きのワイン栓「バキュフレッシュ」だ。Amazon.co.jpで、1,050円だった。
この製品は簡単に言うと、排気弁を設けた栓でフタをして、ビンの中の空気を抜き、ワインの酸化を防ぐものだ。パッケージには栓が2つ、ポンプが1つ入っている。
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ビンの中の空気を抜くポンプ
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空気弁のついた栓。再び栓を開けるときは、この弁をつまんでビンの中に空気をいれ、圧力を元に戻してから作業する
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栓の裏。空気が抜けないようパッキンがついている
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さっそく使ってみよう。まず、ワインに栓をして、栓の上側に、ポンプの口をぴったりと合わせる。そして、栓とポンプの接合部をしっかりと手で押さえながら、ポンプをピストンさせ、ビンの中の空気を抜く、という手順だ。
栓の裏側や、ポンプと接する部分にはパッキンがあり、空気漏れを起こさないような構造になっている。実際にやってみると、けっこう力がいる。はじめのうちは、簡単にポンプを動かせるのだが、2~3回往復すると、ビンの中の圧力が低くなって、かなり抵抗が強くなり、「空気が抜けている」という手応えが感じられる。
こうして、ポンプを動かすこと5回。ワインを、72時間保存してみた。
保存したワインを飲んでみよう。まず、フタの上側にあるゴムの弁をつまむと、弁が開き、一気にビンの中に空気が入る。あとは栓を外すだけだ。スパークリングワインを飲んでみると……確かに栓を開けたときと近い味のような気がする。比較用に、グラスに入れて保存したものと飲み比べると、酸化したワイン特有の酸味が、ずいぶん軽減されている。
さすがに、封を切ったときと比べると、酸味が加わってはいるが、そのまま保存したときと比べるとかなりの差がある。空気を抜いた効果を、確実に感じることができた。
飲み残してしまうのが怖くて、良いワインに手を付けられずにいる人に勧めたい一品だ。
【お詫びと訂正】
当初、「バキュフレッシュ」を使ってスパークリングワインを保存する内容の記述がありましたが、本製品はスパークリングワインを保存するのには適した製品ではありません。訂正するとともに、お詫び申し上げます。
■URL
株式会社グローバル
http://www.globalwine.co.jp/
2006/12/27 00:02
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