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【 2009/03/30 】 |
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【 2009/03/27 】 |
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【 2009/03/26 】 |
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【 2009/03/25 】 |
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【 2009/03/24 】 |
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【 2009/03/23 】 |
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家電製品レビュー |
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～長く続けられる効果的な運動
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Reported by
清水 理史
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● 家の中で乗馬気分を味わう
個人的には本物の乗馬を体験したことはないのだが、その昔、ちょっと乗馬をかじったことがある妻に体験してもらったところ、動き自体は本物の馬にかなり近いということだった。強いて違いを挙げるとすれば、本物の馬に乗っていたときは軽速足のときに馬の動きに合わせて立ったり座ったりして乗っていたが(ブリティッシュスタイルというらしい)、JOBAの場合はウェスタンスタイルのように座ったままで乗っているのが違いとのことだ。
これで、高い馬の背の上にいる爽快感や景色がながれていく感覚などがあれば完璧らしいが、それは多くを望みすぎというものだ。ちなみに、景色を想像しようと目をつぶってみたこともあったが、乗り物に酔いやすい体質なので、あっという間に酔ってしまった。 ● 立体的な8の字を描く動作 JOBAの乗り味が本物の馬に極めて近い感覚となっているのには、きちんとした理由がある。欧米では古くから乗馬を健康に役立てる乗馬療法が行なわれていたが、これを機械で実現しようと、鞍の動きを三次元データ化し、馬型6本足の乗馬マシンが開発された。このように、もともと馬の動きを忠実に再現することが目的だったことが、現在のJOBAのリアルな動きにつながっているわけだ。実際、JOBAの動きをよく見てみると、非常に複雑な動きをしていることがわかる。単純に前後左右に動くのではなく、左右に少しずつ傾きながら、前後左右に回転するようなイメージで動作する。メーカーによると「8の字動作」と呼ぶらしいが、単純な「8の字」ではなく立体的な8の字だ。このため、頭の位置をなるべく動かさないように一定に保ちながら、腰を使ってJOBAの動きに合わせると、確かに馬に乗っているような感覚となる。
しかも、初代の登場から4代目となる最新のJOBAでは、シートが前後に傾斜するようになっており、これにより冒頭で紹介したように坂道を上ったり、下ったりしているような感覚が得られる。ウェスタンスタイルよろしく片手で手綱の役割をする本体の取っ手をつかみながらリズミカルに乗っていると、まさに野山を駆け抜けて牛を追うカウボーイにでもなったような気分を味わうことができるというわけだ。 ● 意外なほどに鍛え上げられる筋肉
特に最初の一週間ほどは、1ターン15分のトレーニングを終えて床に降りると、内股の筋肉がガクガクいうような感覚で悲鳴を上げ、膝を合わせて行儀良く椅子に腰掛けるのがツライくらいに疲れた。といっても、汗が噴き出たり、息が切れるような疲れ方ではなく、まさに筋肉を鍛える感覚の疲れとなるのがJOBAの特徴だ。 あるときなどは、外出直前にJOBAにまたがったおかげで、電車で座ってしばらくの間、内股から膝にかけてガクガクしっぱなしで、隣に座った人から冷たい視線を投げかけられてしまったほどだ。また、後ろに傾斜させてると、おしりの筋肉に負担がかかっているのもよくわかる。内股とかおしりというのは、なかなか普段使わない筋肉なので、こういったところが鍛えられるのはなかなか面白いところだ。 約1カ月ほど使ってみたところ、個人的にはJOBAにうまく乗るコツはニーグリップでタンクを固定するバイクの乗り方であるとわかってきた。内股でしっかりと体を固定してやると、上半身が安定し、腰から下だけでJOBAの動きにうまく追従できるようになる。本当の乗馬、特にウェスタンスタイルでは逆に力を入れてはいけないらしいのだが、トレーニングを目的としたJOBAの場合、しっかりとニーグリップするバイク的な乗り方の方が合っている印象だ。 なお、体にかかる負荷は、本体前面に配置された操作パネルで速度を変えることで変更できる。標準ではもっとも遅い速度となっており、この場合は「草原をゆっくり散歩」的な余裕を感じられるが、最速に設定を変更すると、まさに疾走状態の馬のように激しく動作する。自分の体を動かすタイミングがJOBAの動きと合っていれば、これはこれで楽しいが、自分の体が疲れているときなどタイミングがずれるとうまく乗りこなせない。 スピードに関しては、コース途中で速くなったり遅くなったりと自動的に変化するので、個人的には標準から2段階アップくらいにしておくのがおすすめだ。
また、あぶみの長さによっても体にかかる負荷は大きく異なるように感じた。はじめのうちはあぶみを最も短くしていたのだが、こうすると腰から膝、足先までの位置が近くなり、たとえるなら競馬のモンキースタイルに近い感じの乗り方になり、とてもニーグリップがしやすい。 このため、あまり内股に力を入れなくても体を安定させることができ、速いスピードに調節した場合でも楽にJOBAに乗っていられた。一方、あぶみを長くすると、足に力が入りにくくなり、余計に内股に力を入れないと体を固定できなかった。あぶみを長くした方がからだにかかる負担は大きくなるように感じるので、このあたりは自分に合わせて長さをうまく調節すると良いだろう。 ● 上半身も一緒に鍛えたい
ちなみに、JOBAの利用中に使っている筋肉は外腹斜筋、中臀筋、大腿二頭筋、脾腹筋などとなっており、主におなか、背中、おしり、足の筋肉を中心にトレーニングできるようになっている。これでも、普段使わない筋力が鍛えられる上、基礎代謝が上がるが、どうせなら上半身も同時に鍛えてみたいと考えるのが普通だろう。 JOBAには上半身の運動を含めた効果的な使い方を紹介したDVDも付属しているのだが、せっかくなのでゲーム機を使ったトレーニングに挑戦してみた。JOBAに乗りながら、任天堂「Wii」のWiiスポーツでボクシングをするという使い方だ。Wiiスポーツのボクシングはただでさえ激しく体力を消耗するゲームだが、これをJOBAに乗りながらやると、考えられないくらいに疲れてヘトヘトになる(相手がダウンしたまま10カウントが数えられるのを本当に祈るような気持ちになれる)。あまりにツライので、1度試したきり、2度とやることがなかったほどだ。 まあ、冗談はさておき、JOBAは無理なく運動をするのに非常に向いた製品だ。ちょっとした空き時間にJOBAに乗る、テレビを見ながらJOBAに乗るといったように、家の中で手軽に使える。実際、筆者も毎日ではないが、ここ1カ月はコンスタントにJOBAを利用することができた。長く続けられる運動を探している人にぜひおすすめしたい製品だ。 ■URL ナショナル(松下電器産業株式会社) http://national.jp/ 製品情報 http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=EU6441
2006/12/27 00:02 - ページの先頭へ-
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