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タニタ「ブレスチェッカー HC-205」

~口臭を6段階にランク付け
Reported by 本誌:正藤 慶一

ブレスチェッカー HC-205
 嗅ぐのはもちろん、発するのも嫌なもの。それが口臭だ。

 すぐに治せるものならいいのだが、自分が吐く息は客観的に判断しづらい。しかも他人に簡単に聞けるものでもなく、さらには言い出せるものでもない。

 今回は、そんなやっかいな口臭の度合いを、6段階で評価してしまう、その名も「ブレスチェッカー」というものを紹介する。口臭を消すアメや薬はあるのは知っていたが、本製品のように計測して数値化するものは珍しい。製造元は、体重計や体脂肪計でお馴染みのタニタだ。Amazon.co.jpにて2,780円で購入した。

 本体は316×165×93mm(幅×奥行き×高さ)と、片手で持てるコンパクトサイズ。電源は単四電池2本で、本体パッケージに付属している。

 本体の先端にはスキマが空いていて、ここに息を「ハー」という声を出しながら吹き付ける。このスキマをよく見てみると、中には小さいマイクのようなものが付いている。どうやらこれが口臭を感知するセンサーのようだ。検知方式には、アルコール検知器にも使用される「半導体ガスセンサ」を採用しており、説明書によると、呼気に含まれる口臭の主成分を、総合的に計測するという。

 電源スイッチは本体側面に付いており、これを押すと液晶が5、4、3、2、1とカウントダウンを始める。0になったところで息を吹き付け、その数秒後に0~5の6段階の数値が液晶に表示される。「0」のまま息を吹き付けないでいると、センサーのクリーニングを行なうクリーニングモードとなる。なお、スイッチをONにする時と、計測の開始・終了には「ピーッ」という音が鳴るが、サイレントモードや音量調節機能は用意されていない。


パッケージには、電源となる単四電池が2本が同梱されている 本体の先端部にはセンサーが備えられている。ここに息を「ハー」と吐くことで、口臭を検知する 【動画】電源スイッチを押すと、液晶がカウントダウンを刻みはじめ、「0」で息を吹き付ける。そのまま何もしないでいるとクリーニングモードへと突入する(WMV形式、404KB)

 それでは早速計ってみよう。スイッチを入れ、カウントダウンが始まる。何か審判を下されるようで、とてもドキドキしてくる。カウントダウンが終わり、本体に向けてハ~と息を吹く。液晶をのぞき込むと、結果は……「1」だった。説明書では「1」について「弱い口臭を感じます」とのことだった。まぁ昼食を食べ終えたばかりなので、このくらいなんだろうなあと、自分で自分を納得させた。

 さてその翌朝、自宅で出社の身支度をしている時に、何気なく口臭を計測してみた。すると結果は……え? 「3」!? 昨日より増えているではないか。説明書によると「3」は「強い口臭を感じる時があります」とのこと。これはまずい。そういえば、まだ歯みがきをしていなかったので、早速ブラッシングをしてみる。そして計測すると……あれ、また「3」!? まったく変わっていないではないか。

 これについて調べてみると、ある歯科のホームページには、口臭は1日の中で常に変化しており、特に起床時は一番臭いがきつくなるとあった。睡眠時はだ液の分泌量が少なくなるため、口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすい状態になっているというのだ。

 では、歯磨き後も「3」だったのはなぜか。説明書をもう一度読んでみると、「歯みがきや洗口剤の使用後は、よくうがいをするか、10分以上経過してから計る」とあった。歯みがき粉に含まれる揮発性物質を、口臭と勘違いして検出してしまうらしく、ガムを噛んだ後にも同様のことが当てはまるという。

 昼にもう一度計測すると、確かに数値は減っていた。ただし数値は、また「1」。今回は昼食を食べていないのだが……まあ、空腹時は唾液が減少してちょっと臭うらしいので、このくらいなんだろう、と再び自分で自分を納得させた。


測定結果は……「1」だった。昼食を食べた直後だからだと思いたい 翌朝計測すると……なんと「3」に増えている。液晶に映るキャラクターも困り顔だ

説明書には、口臭についての解説や対処法が記されている
 この「ブレスチェッカー」自体には、口臭を治す機能はない。説明書に「よく歯を磨こう!」「ガムや消臭スプレーを使おう!」と記されている程度だ。言ってしまえば、ただ口臭をランク付けするだけの商品である。

 しかしそのシンプルさこそが、この商品のポイント。普段わかりにくいものを数値で客観化することで、自分自身に「治そう!」という意志を持たせてくれるのだ。私もこれを使い始めて、口の中が乾燥したらすぐ水を飲んで潤したり、歯磨き粉や歯ブラシにこだわったりするようになった。自らの努力を促すという点で、教育的な効果もあるかもしれない。

 使用方法としては、小型でポケットに簡単に収まるので、日頃のエチケットとして常備しておくのが良いだろう。営業職に就いている人など、人に会う機会の多い人には特にお勧めだ。ただ、できればコソッと計りたいのが人情。「ピーッ」という音を消せるようになると、なおありがたい。





URL
  株式会社タニタ
  http://www.tanita.co.jp/
  製品情報
  http://mediasolution.jp/tanita/hp/productDetail.do?_productId=242&_isListBack=true



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2006/12/26 00:02

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