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家電製品ミニレビュー
無印良品「R-ML1」
~さりげないデザインの加湿器
Reported by 本誌:伊藤 大地
無印良品 R-ML1
寒い冬、エアコンによる暖房とセットで使いたいのが加湿器だ。このジャンルは長時間部屋に置きっぱなしにする器具でもあるので、できればデザインも気にしたいところだ。
こんなときに頼りになるのが、シンプルであまり自己主張しないデザインの商品を多く取り扱う無印良品だ。同社が販売するスチームファン式加湿器「R-ML1」も、その例外でない。カラーリングはホワイト一色のみとシンプルで、さらにボディの角部分は、丸みを帯びており、全体的に優しい雰囲気のデザインに仕上がっている。気に入ったので、無印良品のオンラインショップで購入してみた。価格は5,670円だった。ちなみに、森田電工が輸入元で、良品計画が企画・販売を行なっている。
この加湿器は、タンクに貯めた水を沸かして発生させた水蒸気をファンで送り出す仕組みを採用している。加湿性能は約400mL/h。木造和室なら7畳まで、プレハブ洋室ならば11畳までが適用面積となっている。
本体上面の取り外し可能なフタを取ると、水のタンクとスチームを吐き出すユニットが現れる。タンク容量は約2.5L。加湿性能は400mL/hなので、フルで稼働させると6時間強でタンクの水が空になる計算だ。動作モードは「強」と「弱」の2つ。電源を入れると、「弱」で運転が始まり、さらに「加湿強」ボタンを押すと「強」モードに切り替わる。加湿量は「強」の場合で400mL/h、「弱」の場合は半分の200mL/hになる。
電源コードは、電動ポットによくあるマグネット式のものだ。熱湯を扱うため、足を引っかけても、本体が倒れないよう、すぐに外れる方式にしているわけだ。
全体的に丸みを帯びており、やさしい雰囲気のデザインとなっている
タンクは本体から取り外しできる。容量は約2.5L
モニタリング機器で湿度を計った。部屋の湿度に関係なく加湿し続けている
さっそく、8畳の洋間に本体を置き、湿度のモニタリング機器で計測しながら、「加湿強」モードで起動した。3分を過ぎたあたりで、水がお湯へと変わり、水蒸気を吹き出し始めた。スタート時には60%前後だった湿度は、起動後6分を過ぎたあたりでどんどん湿度が上がり、9分で70%になった。そこから20分かけて、徐々に80%に到達。湿度はそこから横ばいとなり、窓には結露が発生し始めた。
この製品には、湿度センサーなどは付いていないため、電源を入れている間は、部屋の湿度が何パーセントであろうと、ひたすら加湿し続けることになる。リビングルームや勉強部屋などで、適度な湿度になったら自分で電源をOFFにする使い方が基本だ。そういった意味では、人によるコントロールが不可能な就寝時にはあまり向かない。朝起きたら、窓には結露が発生し、部屋の中の紙類がシットリしてしまうような、湿気だらけの部屋になっている可能性があるからだ。また、夜中にトイレへ行くときに蹴飛ばしてしまい、熱湯をこぼしてしまうことも考えられる。湿度管理の面でも安全面でも、就寝中の使用は避けた方がよいだろう。
ちなみに、吹き出し口付近の専用ユニットにアロマオイルを数滴たらすと、水蒸気とともに香りが部屋中に広がるアロマ機能も搭載されている。取扱説明書には、無印良品のエッセンシャルオイルを使用するよう記述があるが、一般的なアロマオイルを使用しても、とくに問題はなかった。ただし、メーカーが推奨している行為ではない。自己責任の範囲で楽しんでいただきたい。
また、吸気フィルターやヒーターカバー、スチームダクトなど細かい部品も取り外せるようになっており、メンテナンス性が良いのもうれしい。
スチームの噴出口の中に、アロマオイルを入れるユニットが搭載されている
メンテナンス性は高く、吸気フィルターなど細かい部品も取り出せる
やはり、この製品の魅力は価格とデザインのバランスにあると思う。たとえば、デザイン家電のブランドから販売されているものを買おうとすると、加湿器としてはベーシックな作りでも、それなりの価格を覚悟しなければならない。一方、安価な輸入製品は基本的に実用重視で、デザインはあまり期待できない。この製品は、決して高くなく、けっこうオシャレという、まさに無印良品が狙っているポジションをうまく表現できている製品のような気がする。
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URL
無印良品(株式会社良品計画)
http://www.muji.net/
製品情報
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4548076098966
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2006/12/11 00:05
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