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三菱レイヨン「ピュアピュアラクリーン SK105W-GR」
~残留塩素を除去できるシャワーヘッド
Reported by 結城 涼子
ピュアピュアラクリーン SK-105W-GR
何年か前に、マイナスイオンが発生するという鉱石「トルマリン」を使ったシャワーヘッドが売られていたのを覚えている。知人からビタミンが出るシャワーヘッドがあって、それが健康に良いと聞いたこともあった。だがどちらも大した関心は持てず、「口に入る水でなければなんでもいいだろう」という印象だった。プールなんて、塩素だらけの水に浸かっているわけだし。
ところが塩素は、髪を保護するキューティクルを傷めるので、あまり良くないらしい。髪の毛が痛んでいる私としては、とても気になってしまう。そんな折、水道水に含まれる残留塩素を除去できるというシャワーヘッドがあるというのを知った。三菱レイヨン製の「ピュアピュアラクリーン SK105W-GR」という製品だ。ちょうど、今自宅で使っている備え付けのシャワーヘッドが壊れてしまい、シャワーヘッドの交換を考えていたところだ。交換がてらにこれに切り替えてみよう。価格はヨドバシカメラの通販で6,270円だった。
箱を開けてみると、ヘッドの頂部に「浄水」「原水」と書かれた切り替えボタンがあった。塩素の除去をしなくていい時もあるのか、と思いながら箱の説明書きを読んでみると、「原水」は「お掃除などのときに」と書かれている。なるほど。肌に触れない水は原水でもいいのか。
「浄水」と「原水」の切り替えスイッチ
水の噴出口
カートリッジの交換目安は、1日60Lを毎日使った場合で2カ月なので、「浄水」ではなく「原水」にスイッチを合わせれば、カートリッジが長持ちするのだろう。カートリッジの交換期間は、高機能の浄水器のように交換時期が電子表示されるわけではないが、シャワーキャップ部分がスケルトンタイプになっていて、フィルターの汚れ具合を確認できる。2カ月という交換期間は、使っているうちにどれだけ経ったのか忘れてしまいそうだが、見た目で確認できるのはいい。ただ、シャワーヘッドの汚れがそのまま見えてしまうのは、汚れがたまってきたときに少し抵抗を感じるかもしれない。
シャワーヘッドを交換するときは、取り付け口が何タイプかあるらしく、メーカーごとに取り付け口とつなぐ部品が付属していた。我が家のシャワーはINAX製だったので、特に部品を使う必要もなく、取り付け自体は非常に簡単だった。
取り付けてみると、いままでのシャワーヘッドと比べて倍近い大きさが気になる。手に持ったまま頭や体を洗うことを考えると、長時間持つのは大変そうだ。
通常のシャワーヘッドを比較してみると、ヘッド部分が倍以上大きいのがわかる
シャワーキャップ部分はスケルトンタイプなので、フィルターの汚れ具合が確認できる
実際に入浴。古いシャワーヘッドを新品に取り替えたせいか、水の勢いはいままでよりも強いが、体にお湯が当たると水圧がちょうどよく、やわらかい感じがする。塩素が除去されたからなのか、シャワーヘッドの穴が細かくなったからなのかはわからない。だが、今までよりも確かにやわらかく感じる。これだけでもシャワーヘッドを変えた意味はあったと感じた。
右が「ピュアピュアラクリーン」、左が取り替え前。わずかな差だが右のほうが泡立ちが良い
頭と体を洗っている時も、いつもより泡立ちが良く、泡もきめ細かい感じがする。ただ、塩素が除去されると髪がきしまないと聞いていたけど、その効果のほどはまだわからない。洗い終わった後の髪の指どおりはいつもと変わらなかったが、洗った後の肌がつっぱらない感じはした。
体感では泡立ちがよく感じたが、実際の泡立ちはどうなのか、ペットボトルを使って実験してみた。500mLのペットボトルに1/4程度の40度のお湯とボディーソープを入れ、振ること15回。わずかな差だが、塩素除去のシャワーヘッドのほうが泡立ちが良いようだ。
今までは塩素除去と言われても大して興味がわかなかった。しかし、泡立ちが違うだけでも「何かある!」という感じがした。このままサラサラヘアーになることを期待しながら使い続けてみたい。
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URL
三菱レイヨン株式会社
http://www.mrc.co.jp/
製品情報
http://www.cleansui-club.co.jp/cls/product/bathroom/sk105w-gr.html
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2006/12/11 00:05
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