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やじうまミニレビュー
ヨシカワ「レンジでかんたん たまごじょうず SH8092」

~火を使わずにたまごをゆでる
Reported by 本誌:正藤 慶一

レンジでかんたん たまごじょうず SH8092
 ゆでたまごを作る時は、鍋に湯を沸かしてゆでるのが一般的だ。だがうまく作るには、弱火にしてしばらく火をかけたり、火を止めた後に蒸らしたりなどの手間が必要。いっそのこと、レンジでチンするだけで、簡単に作れてしまえばいいのに……と思う。

 ただ“電子レンジ”と“ゆでたまご”という組み合わせは、とても危険だ。なぜなら、レンジでたまごを温めると、たまご内部の圧力が上昇。白身と黄身の膨張率の違いにより爆発してしまい、中身が飛散してしまうのだ。爆発する前にレンジを止めても、殻むきなどのショックで同じ結果になってしまう。この様子は某テレビ番組で取り上げられたこともあって、ご存じの方も多いだろう。

 そんな相性の悪い両者の仲を取りもつような器具がある。本体内部にたまごを入れて、レンジで温めても爆発せずにゆでたまごを作る「レンジでかんたん たまごじょうず SH8092」だ。販売元はキッチン用品を多く取り扱う株式会社ヨシカワだ。

 同様の製品は他にもいくつかあったが、この商品はタマゴのような丸い形状がとてもキュートなので選んでみた。楽天市場での購入価格は1,470円だった。

 到着したパッケージから本体を取り出すと、ダチョウのたまごくらいの大きさにびっくりする。注意書きには高さ140mm以下のレンジでは使用できないとあるのも納得だ。

 本体はフタ、受け皿、土台の器の3つに分かれる。フタと土台はプラスチック製だが、フタの内側と受け皿はアルミ加工がされている。土台には小さい穴がいくつか空いており、たまごを3個まで載せられる。

 調理方法は以下の通り。まずは土台に130ccの水を注ぐ。土台の上にたまごを載せた受け皿を置き、その上からフタをかぶせる。そして台座のストッパーでフタを固定し、レンジで温めを行なう。

 ゆでたまごができる原理はこうだ。アルミ加工されたフタと土台で、たまごを電子レンジのマイクロ波に当たるのを防ぐ。土台内の水が温められ、その熱が受け皿の穴を通って上昇。フタ内部に熱が籠もることでたまごが温まるという仕組みなのだ。ストッパーは土台からの熱気で、受け皿とフタが持ち上がるのを防ぐためにあるのだろう。“ゆでたまご”というよりかは“蒸したまご”という方が正確かもしれない。


本体は、フタ、受け皿、土台の3つに分かれる フタの内側と受け皿にはアルミ加工が施されている

土台には、たまごの数に関わらず、130ccの水を入れる たまごを載せてフタをかぶせ、ストッパーでフタと土台を固定すれば準備完了 本体をレンジのターンテーブルの端に置く。マイクロ波が効果的に作用するという

 500Wのレンジで1~2個を作る場合には、8分で半熟、10分で固ゆでになるというので、半熟の8分に設定してスタート。恥ずかしい話だが、運転中はたまごが爆発してしまわないかドキドキしてしまった。

 チーンと音が鳴り調理終了。当然本体は熱くなっているので、取っ手を持ちながら慎重に取り出す。フタを開けると、爆発はおろか、殻にヒビすら入ってない。

 しかし安心するのはまだ早い。殻をむいたショックでも爆発する可能性はあるのだ。水で冷やしたたまごを手に取り、これまたおそるおそる殻をむく……が、大丈夫。それ以上に簡単に殻がむけるので、とても楽だ。

 殻をすべて剥ぎ取り、ナイフでゆでたまごを半分に割ってみると、バッチリ半熟に仕上がっている。白身もプルップルだ。

 細かいことを言えば、黄身の位置が真ん中よりもやや下に位置してしまうのは気になった。しかし、火を使わずにたまごがゆでられる作れるのは、料理の手間を省くことに大きく貢献するだろう。ゆでたまご作りにイライラを感じている人に届けたい商品だ。


殻は簡単に剥ける
ごらんの通り半熟に仕上がった
たまごをタテに切ってみたところ。黄身は中央より下に位置する




URL
  株式会社ヨシカワ
  http://www.yoshikawa-group.co.jp/



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2006/11/13 00:02

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