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フカダック「エコ湯~ゆ」

~1,180円で買った蓄熱湯たんぽ
Reported by 本誌:伊達 浩二

ファンシーなパッケージ
 大型家電店で暖房器具を見ているときに、隅に置いてあったワゴンに、その箱はあった。

 その箱には、白いカバーのかかったソファの上に、ピンク色のまくらのようなものが置かれている写真が印刷されている。全体がピンク色の上に、濃淡のあるピンクの水玉が描かれていて、ただごとではない。

 さらに、その下には、ピンク色のまくらが、これもすごいオレンジ色の袋に入っている写真が印刷されている。

 正直に言って、最初はどんな製品なのかも、よくわからなかったが、インパクトは大きかった。

 手に取ってみると、箱には「エコ湯~ゆ」と大きく描かれていて、これが商品名のようだ。「お布団の中にポイッと入れてポッカポカ」と書かれている。

 箱は意外なほど重いのに、値札は1,180円と、予想外に安かった。もちろん、すぐに買って帰った。その日は特売だったらしく、通常は1,500~1,980円程度で販売されているようだ。


 「エコ湯~ゆ」は、簡単に言えば湯たんぽで、まくらの中には「弱塩化ナトリウム水溶液」が入っている。つまり食塩水だ。手に持った感触は懐かしい「アイスノン」に近いが、ヒーターと思われる固い部分がある。

 昔の湯たんぽはコンロで沸かしたお湯を注いでいたが、これは電気で熱するところが新しい。

 約15~20分熱すると、3~4時間ほどカイロとして使用できる。湯たんぽとして使う場合は、ふとんの中なので約6時間使用できるという。十分な性能だ。

 電源ケーブルは、蓄熱時にのみ接続して、使用時にはコネクタからはずせる。コードレスで使えるのは、普通の電気あんかよりも優れている。


本体と保温袋
本体の全景。コンセントと比べると大きさがわかる

電源コネクタ部分はピンクのハート型
蓄熱は平らなところで行なう。ケーブルのLEDが付いていれば蓄熱中

 というわけで、非常にまっとうな性能を持った製品なのだが、製品のデザインの方が印象深い。

 まくら状の本体のピンクは、箱の写真よりも更に強烈だ。電源ケーブル用のコネクタもピンク色で、さらにハートの形をしている。オレンジ色の袋は低温ヤケドを防ぐための保温袋だが、やはり箱の印刷よりも実物の方がすごい色だ。

 メーカーはフカダック株式会社というところで、ホームページに行くとハートマークがむやみに使われているので、こういうデザインが好みなのだと思う。

 実際に、ふとんの足元の方に入れてみると、ほんのりと足が温かくて気持ちが良い。湯たんぽをつかうなんて数十年ぶりだが、意外に良いものだ。

 蓄熱中は電源ケーブルのLEDが点灯し、暖まると消灯するのでわかりやすい。電気は蓄熱の時にだけ使うので、1回の電気代は約2円とされている。

 蓄熱直後の本体表面は60℃前後になっているが、保温袋に入れると表面温度が40℃ほどに下がる。取扱説明書によれば、低温ヤケドは60~50℃で1~3分、46℃で6時間ほど、皮膚が接していると起きるそうなので、保温袋は必須だ。逆に言えば、保温袋は十分に機能しているとも言える。

 今のデザインは、ちょっと“カワイイ”が強くて、お年寄りへのプレゼントには良くても、自分で使う気持ちにはなりにくい。もう少しスクエアなデザインになると、より広い層の人に受け入れられるのではないかと思う。アイデアと機能が優れている製品だけに、検討してほしいものだ。





URL
  フカダック
  http://www.fukadac.co.jp/



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2006/11/09 23:57

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