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ブリタ「フィヨルド」

~手軽に使えるポット式浄水器
Reported by 本誌:伊達 浩二

ブリタ「フィヨルド」
 東京の水道水はおいしくなったと言われるのだが、やはりウチの水道水をそのまま飲むとおいしくない。

 きっと、浄水場を出た時の状態は良くなっていても、そこからの配管や、集合住宅ならではの貯水槽のことなどを考えれば、そっくりそのまま届くわけではないと思われる。

 以前は、蛇口につけるタイプの浄水器を使っており、満足していた。しかし、現在の住まいでは、台所の蛇口がホースを引き出せるシャワー水栓になっており、浄水器が取り付けられないのだ。

 この場合、据置型やアンダーシンク型にする手もあるのだが、工事の手間が面倒だし、お金もそこそこかかる。ミネラルウォーターを購入するという選択肢もあるのだが、自動車のない生活をしているので面倒に感じてしまう。結局、ブリタのポット式浄水器を導入して、現在に至っている。


以前使用していた「クール」で使われているカレンダー機能。カートリッジを交換した日付を手動でセットする。だいたい水の味が変わり始めたときか、濾過速度が落ちたときにチェックしていた
 ブリタは、冷水ポットのような形をしており、ポットの上部に水を注ぐと、フィルタで濾過し、下のタンクに水が溜まる。フィルタのカートリッジは統一されており、イオン交換樹脂と活性炭が使用されている。

 濾過速度は水1L当たり約3分かかるが、高い水圧ではなく、重力だけでゆっくりと濾過することにより効果的に濾過するとされている。このタイプの製品は、最近は国産品も出ているのだが、当初はドイツ製のブリタしか見あたらなかったのだ。

 ポットは、基本的に同じ作りだが、現在7つの製品が用意されている。主に、カートリッジの交換時期を知らせる方法と、冷蔵庫に入るかどうかで区別されている。

 以前主流だったのは、カートリッジのフタの部分に回転式のカレンダーがあり、交換した日付が記録できるようになっていた。このタイプは、「カレンダー」と呼ばれている。

 最近登場したのは、ポットの蓋にモノクロ液晶による交換表示がでる「メモ」と呼ばれるタイプだ。モノクロ液晶には4つのマスがあり、カートリッジを交換した際に、液晶の上にあるボタンを長押しすると4マスとも黒くなる。2週間ごとに1マス消えていき、8週間で4マスとも消えて、カートリッジの交換を促す。

 メモはカレンダーに比べると設定が簡単で、警告も目に付きやすい。これから購入される方はメモの機種を選ぶことをお勧めする。

 また、ポットは冷蔵庫のドアポケットに入るスリムなタイプと、テーブル上に置いて使う低くて幅の広いタイプがある。冷水ポットとして使う場合は前者を選べばよい。「フィヨルド」、「スペースセーバー」、「クール」、「リクリエ」などが冷蔵庫対応型、「アトランティス」、「アルーナ」がテーブル用だ。


フィヨルドの上面。中央の液晶がメモ機能 メモのアップ。STARTボタンを長押しすることでリセットされる。1マスが2週間を表わす

 いま使用している「フィヨルド」は、メモ機能を備えたスリムタイプの製品だ。

 容量は1.6Lで、255×99×273mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.02kgある。奥行きというか厚みが10cmを切っているので、我が家の小さな冷蔵庫でもドアポケットに収まっている。

 フィヨルドには、フタがクロム調になった「フィヨルド・セレクト」というタイプもあるが、価格が高く、機能的に差はないので、こちらを購入した。購入価格は楽天市場で4,080円だった。

 ちなみにブリタのカートリッジは3個セットで販売されており、3,000円~4,000円ぐらいで購入できる。8週間×3なので、年間に換算するとだいたい1万円というところだ。


フィヨルドのパッケージ。本体とカートリッジ1個がセットになっている ブリタのカートリッジ。左は通常の3個パッケージ、右は時折行なわれるキャンペーンで4個入りになっている。カートリッジは機種を問わず共通

フィヨルドの構造。パーツは3つだけで、ごく簡単な構造。液晶がついたフタ以外の部分は食器洗い乾燥機で洗える
 ブリタの使い方だが、カートリッジをセットし、メモ機能をリセットすれば、あとは水を入れて待てば、濾過した水が使える。

 使い方にコツというほどのものはないが、カートリッジをセットする前に、水に沈めて空気を抜くことを忘れると水が濾過しにくくなる。最初は取扱説明書を読んで、それに従った方が良い。

 前にも書いたように濾過速度は速くない。当初はいらいらすることもあったが、長く使っているので、鍋に水を入れると、無意識にシャワー水栓で水を追加するように体が慣れてしまった。二人暮らしなので、水の使用量が少ないということもあるだろう。なお、濾過した水は48時間以内に使うように書かれているが、普通の使い方をしていれば24時間も溜めていることはない。

 濾過した水の味だが、濾過する前とは絶対に間違えないほどの差はある。特に夏季の生臭いような匂いには有効だ。年間1万円前後という維持費には代えられないと思っている。



2006/11/06 00:02

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