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岩谷産業 カセットガス「おでんの達人」
~家庭で楽しめる本格的なおでん鍋
Reported by 本誌:伊達 浩二
おでんの達人 CB-ODN-1
あらかじめお断りしておくが、今回は電気製品ではなく、ガスを使う器具を紹介する。ご了承いただきたい。
いつの間にか秋も深まり、おでんの季節となった。
おでんは、それぞれの具が串に刺してあって、歩き食いもできることから、コンビニなどでも、よく見かける鍋料理だ。
個人的には、なんでもかんでも串に刺してしまうよりは、買ってきたおでん種を自宅で煮て、箸で食べるのが好きだ。
ただ、自宅のおでんで残念なのは、鍋がふつうの丸い鍋になってしまうことで、あの屋台独特のおでん鍋を自宅に導入できないかと、ずっと考えていた。
もちろん、電気製品などでおでん鍋を称するものはいくつかあるのだが、意に染まないものが多かったのだ。
私が欲しいおでん鍋の条件は、次の3つだった。
・鍋が四角く、ステンレスかそれに近い外観であること
・間仕切りがあり、串ものを立てかけられること
・少なくとも3人前ぐらいの分量があること
電気製品や、通常のカセット式ガスコンロに乗せるタイプの製品も、いくつかあるのだが、この条件を満たすものはなかった。せっかく専用の鍋を用意しようというのだから、本格的なものがほしいのだが、“他の鍋物もできて用途が広くなっています”的な製品が多いのだ。
ようやく見つけたのが、今回紹介するイワタニの「おでんの達人 CB-ODN-1」だ。価格はオープンプライスで、購入価格は8,400円だった。
この製品の素晴らしいところは、屋台のおでん鍋をできるだけそのまま再現しようという意欲の強さにある。
構造はコンロと鍋とフタの3つの部品からできている。燃料はカセット用のガスボンベだが、バーナーは丸形ではなく、棒状に長くなっているので、上に載せるおでん鍋も横長の形状が見事に再現されている。
鍋と間仕切りはステンレス製で、雰囲気も上々だ。間仕切りは4つ割と6つ割の両方に設定できる。
フタは杉材で、いわゆる「焼き杉」という、表面を焼いて、木目を出したものになっている。これも良い感じを出している。
コンロと鍋とフタの3つの部品からできている
おでん鍋
間仕切り。4つ割と6つ割に設定できる
コンロ部
カセットガスはこのように本体に取り付ける
さっそく、スーパーでいろんな具を買ってきた。
おでんセットなどを買っても良いのだが、全体に練り物が多く茶色っぽくて目立たなくなる。タコやちくわ、なると、赤いフランクフルトなどを入れると、色のバラエティが出て、全体も明るくなるので、おいしそうに見える。
火力は強いので、水の状態からこれで調理することもできるが、大根など時間をかけたほうがおいしいものは、別に煮ておいて最後に入れた方が良いだろう。
コンロにカセットボンベをセットする。着火は、ガスの調整ツマミをひねっておいてから、着火ボタンを押す方式だ。慣れないとちょっと怖いので、これはレバーを回すと着火する自動式にしてほしかった。
バーナーの青い炎は、本体の側面からよく見えるので、これも雰囲気を盛り上げてくれる。
鍋が大きいので、3~4人で囲んでも余裕がある。大人数を相手にするときは、誰かの手元に置いて「へい。ガンモ一丁」などとおでん屋ごっこをして遊ぶのも楽しいだろう。パーティグッズとしてもお勧めしたい。
付属のパンフレットには、いくつかのレシピもあるので、それを試す楽しみもある。
後片付けは、鍋が丸洗いできるので簡単だ。棚にしまうときは、本体をぐるりと巻くベルトがついてくるので、これで縛っておくと良い。ベルトの両端にはベルクロ(面ファスナー)がついているので、簡単に止めることができる。
おでんのできあがり
本体の側面からはバーナーの青い光が見える
【動画】鍋をアップで撮影。ぐつぐつ泡を出して煮立っている(WMV形式、約520KB)
この製品の価値をどう判断するかは難しいが、これだけ本格的な道具でおでん屋ごっこができるのであれば、個人的にはこの値段はアリだと思う。
“ごっこ”だけに、かえって本格的な道具でやりたいと思うのは、そば打ちを始めとして、みんなに共通する心情だと思うからだ。
もちろん、食べ物については、個人の思い入れに差があるので、年に数度しかやらないおでんに専用の器具を用意するのはばかばかしいと思う人もいるだろうし、コンビニで買えばいいと思う人も多いと思う。
そういう人でも、これがテーブルの真ん中にあって、ぐつぐつとおでんが煮えていれば、なんとなくうれしくなって笑顔になるような気がするのだ。
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URL
岩谷産業株式会社
http://www.iwatani.co.jp/
製品情報
http://www.i-cg.jp/cf/grill/cb-odn-1/index.html
2006/10/26 00:07
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