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家電製品ミニレビュー
ナショナル「フロアピカ MP-P24」

~フローリングの“ぞうきんがけ”が簡単にできる
Reported by 本誌:伊藤 大地

フロアピカ MP-P24
 フローリングは、畳や絨毯に比べて、手入れをしないとすぐにホコリが目立ってくる。

 溝には砂ボコリが溜まったり、ヘッドの届きにくい壁際に綿ボコリが張りついたり。これが、掃除機だけではなかなかキレイにできない。

 原始的に、ぞうきんがけをするのがいいのだが、それもおっくうで、これまで、掃除機かモップをかけるだけで、フローリングの掃除は終わりにしてしまっていた。

 そんな折り、ナショナルのサイトを見ていて、フローリング専用の掃除機器があることを知った。フローリングポリッシャー、その名も「フロアピカ MP-P24」だ。

 さっそく購入、といきたかったが、量販店にもネット通販にもなかなか在庫を持っているところが見つからない。探すこと数日、ようやく秋葉原のヨドバシカメラにわずかながら在庫があることが判明。すぐさま駆けつけて購入した。購入価格は13,800円だった。

 本体は、長い柄の先にブラシとなる部分がついた形状。本体の先には、2つの円盤がついており、パッドを装着する。電源を入れると、パッドが回転して掃除をする仕組みだ。

 購入した状態では、柄の部分とヘッドの部分が分かれて箱に収納されている。プラスドライバー1本で組み立てをする。とはいっても、ネジは1本だけなので手間や時間はほとんどかからない。

 このほかパッケージには、ポリッシャーを立てて収納するためのスタンドと、水ぶき/からぶき用、ワックス塗り用、ワックス磨き用の、合計3組のパッドが同梱されている。パッドは、マジックテープで本体に固定する。使用していないパッドは、スタンドのパッド置きの中に収納できるようになっている。


パッケージ内容
水ぶき/からぶき用、ワックス塗り用、ワックス磨き用の、合計3組のパッドが付属する パッドはスタンドのパッド置きに収納できる

 まず、ホコリが目立ち始めた我が家の廊下を、水ぶき/からぶき用のパッドを取りつけて、動作させてみた。

 約7mある電源コードをコンセントに差し、電源スイッチを入れると、ウィーンという音が鳴り、パッドが回転し始める。最初は、パッドに水分を含ませないで、からぶきでフローリングを往復させた。パッドもフローリングも乾いているので抵抗が少なく、モップをかけているような感覚で掃除ができる。

 ちなみに、フロアピカには、掃除機のようにモーターの出力を調節する機能や、多彩な掃除モードはない。スイッチをONにするか、OFFにするかだけだ。動作音は一般的な掃除機と比べれば、かなり静かだ。消費電力が21Wなので、そもそも、掃除機とは必要とするパワーが違うからだろう。

 2分ほど廊下を往復して、スイッチをOFF。パッドの裏面を見てみると、ホコリや髪の毛がついている。だが、それ以上にフローリングにホコリが舞っている。

 説明書を読むと、ちゃんと床のホコリを取ってから、ポリッシャーをかけるように書いてある。昔、学校の掃除当番を務めたときのように、まずは掃き掃除、拭き掃除はその次、というわけだ。今はやりの使い捨てシートを使うフローリング用ワイパーとは違って、ゴミを吸い取ったり、巻き取る機能はない。

 というわけで、きちんとホコリを取り除いてから、次に水ぶきをしてみた。まず、パッドを水洗いしたあと、固く絞って、スイッチをオンにする。かなり固く絞ったつもりだが、回転する勢いがそれなりにあるので、水滴が飛び散ってしまった。

 もう一度固く絞り直してからチャレンジすると、事前に掃除機でホコリを吸い取った後だったこともあり、ぞうきんをかけたのと同じように、フローリングの廊下はピカピカになった。磨いている感触は、からぶきのときと変わらないが、水分のせいでフローリングにツヤが出るのが爽快だ。これでワックスをかけたら、さぞ気持ちいいだろう。


【動画】実際に掃除をしている様子(WMV形式、約340KB) 【動画】パッドの裏面。2つのパッドを回転させ掃除を行なう(WMV形式、約630KB)

 パッドの素材自体が柔らかく、また、回転するプラスチック部品よりも若干大きめに作られているので、壁際を掃除する際も、回転している部品が壁を傷つける心配がないのがうれしい。

 ちなみに、交換用のパッドは消耗品なので、オプション販売が行なわれている。パナセンスでは、水ぶき/からぶき用が1組840円、ワックス塗り用が1組630円、ワックス磨き用が1組420円だ。

 不便に思ったのは、電源コードがあることだ。充電式ではなく、また、掃除機のようにコードリールがないので、片付けの時に7mあるコードを自分で巻きつけなければいけない。コードの巻き取りを想像すると、ズボラな私はちょっと手が伸びなくなりそうだ。

 ちなみに、生産終了になった旧モデル「MP-P25M」では充電池を内蔵し、ワイヤレス使用も可能だった。充電池での駆動は、使用時間かパワーか、なにかが足りなかったのかもしれない。むずかしいところだ。

 ゴミを取るだけでなくさらに床をピカピカにしたい、そんな人に勧めたい一台だ。


コードは7mあり、片付けの際は本体に巻き付ける パッドの素材は柔らかく、回転するプラスチック部品よりも大きいので、壁を傷つける心配はない




URL
  ナショナル(松下電器産業株式会社)
  http://national.jp/
  製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=MP-P24


2006/10/23 00:05

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