|
MC-P9000WX
|
パナソニックは、ノズルの重さが従来の約3/4になった紙パック式掃除機「MC-P9000WX」を4月25日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は85,000円前後。
同社の紙パック式掃除機では最上位機種となる製品。
昨今の上位機種の掃除機では、吸引に使うモーターとは別にノズル部分にもモーターを搭載し、ノズル部分で床上のハウスダストを吸引したり、自走式のものがトレンドとなっている。しかし、高機能になるにつれ、ノズル部分のサイズや重量が大きくなり、階段掃除などの際に本体を移動する時の負担が大きくなっていた。
MC-P9000WXでは、移動時の負担を軽減するためにノズル本体の重量を従来の約660gから約500gまで削減したのが最大の特徴。
同社の紙パック式掃除機は、ノズルが「親ノズル」と「子ノズル」に分離する点が特徴となっている。これは通常のノズルでは入らない狭い場所などを掃除したいときに、ノズル下部分のペダルを踏むと、ノズル接続部分が外れて、小さなノズル「小ノズル」として使用できるというもの。ノズル全体を小さくするために今回は小ノズルのサイズを従来より更に小さくした。また、ノズル本体に搭載しているモーターも従来よりサイズの小さい新開発の「高トルクモーター」に変更している。
これによりノズルのサイズは56×122mm(厚さ×奥行き)で、昨年の従来機種66×142mm(同)に比べるとノズルサイズは約15%縮小されている。またサイズが小さくなっても集じん性能は従来と同等だという。
|
従来機種PC-8500WXとの比較
|
ノズル部分には従来機種で好評だった、ノズル上部に吸込み口を設けて床上に漂うハウスダストを集じんする「エアダストキャッチャー」も引き続き搭載している。
また、グリップ部分も人間工学に基づいた形状に改良するなど更なる操作性の向上に努めている。
|
グリップ部分は人間工学に基づいた形状と配置に改良した
|
省エネ性能では、床面からノズルが浮くと2段階にパワーを下げる「アイドリング機能」を新たに搭載した。従来機種から継承されているゴミの量に合わせて4段階で運転を制御する「ハウスダスト発見センサー」とアイドリング機能を組み合わせて使用した場合、センサーを搭載していない同社2008年機種「MC-P8A」に比べると消費電力量は約45%削減されているという。
|
アイドリング機能とハウスダスト発見センサーを組み合わせて使うことで更に消費電力が削減できる
|
また排気のきれいさに考慮して、0.3μm以上の微細な粒子を99.97%以上捕集するHEPAクリーンフィルターを新たに搭載した。付属の立体三層構造の不織布を使用した紙パック「逃さんパック」と併用した場合、0.5μm以上のハウスダストを99.9%捕集するという。
本体付属品として先端にブラシがついた「3段伸縮ロングすき間ノズル」、布団掃除専用の「ふとん清潔ノズル」、グリップ部分から延長管を取り外してそのままブラシとして使える「ワンタッチ手元ブラシ」などが付属する。
またHEPAフィルターなどを省略した下位機種、3機種も同時発売する。詳細は以下の表の通り。
型番 | MC-P9000WX | MC-P900WX | MC-P900W | MC-P90 |
価格 | オープンプライス |
店頭予想価格 | 85,000円前後 | 62,000円前後 | 5万円前後 | 4万円前後 |
排気 | HEPAクリーンフィルター | 排気ふんわりマスク | 上方分散排気 |
アイドリング機能 | ○ | × |
ハウスダスト発見センサー | ○ | × |
■URL
パナソニック
http://panasonic.co.jp/
ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn090305-1/jn090305-1.html
掃除機関連記事リンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/cleaner.htm
■ 関連記事
・ ナショナル、ハウスダストも一緒に吸い取る紙パック式掃除機(2008/02/27)
・ 家電製品レビュー ナショナル「MC-P7000JX」(2007/05/16)
( 本誌:阿部 夏子 )
2009/03/05 17:37
- ページの先頭へ-
|