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おたっくす KX-PW608DL
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パナソニックは、紙を使わずに文字を送信できるFAX「おたっくす KX-PW608DL/DW」を1月23日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は子機1台が付属する608DLが27,000円前後、子機2台が付属する608DWが37,000円前後。
同社のFAX電話機のラインナップで最上位機種に当たる製品。新しい機能としては、親機のダイヤルボタンで入力した文章をそのまま相手に送信できる「タイピングFAX」機能が最大の特徴。入力した文字をそのまま送信できるため、紙を使わずにFAX送信ができる。
本体では、任意の文章を入力できるほか、「お久しぶりです」「ファックス受け取りました」など15種類の定型文が内蔵されており、定型文を編集して文章を作ることもできる。
従来機種からは、受信したFAX内容を画面で確認してから印刷するかどうかを選べる「見てから印刷」機能を継承。608Dシリーズでは、受信したFAXを印刷することなくそのまま転送できる機能を新たに搭載している。受信したFAXを印刷せずにそのまま転送できるため、紙やインクの節約になるという。また受信したFAXはSDカードに最大1,000件まで保存できる。
そのほか608DL/DWでは専用の「ファックス送信用変換ソフト」を使って、パソコンのデータをそのまま送信できる機能を新たに搭載。SDメモリーカードに保存したデータを変換ソフトでデータ変換することで、書類などをプリントアウトする必要なく、そのままFAX送信ができるというもの。専用のソフトは1月23日よりインターネットで公開され、無料でダウンロードできる。
迷惑電話対策としては、掛かってきた電話を自動で録音する「フル録音」機能を新たに搭載した。親機にSDメモリーカードをあらかじめセットしておき、設定しておくことで、ボタン操作なしで、最大60分までの通話内容を自動で録音する。通話中に操作の必要がないため、録り逃しが防げるという。
安心機能として、従来機種からは親機の電話帳に登録してある人から電話の着信があった際に、名前を読み上げて着信を知らせる「着信読み上げ」機能、着信時にメッセージを流し、相手に名乗ってもらってから電話にでるかどうかを決められる「あんしん応答」機能、ボタンを押す60秒前の通話内容を録音できる「前から録音」機能などを継承している。
親機の本体サイズは約296×191×86mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.4kg。消費電力は約130Wで、待機時は約0.8W。子機の本体サイズは約44.5×33.5×171mm(同)で、重量は約157g。
■URL
パナソニック株式会社
http://panasonic.co.jp/index3.html
製品情報
http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=KX-PW608DL
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( 本誌:阿部 夏子 )
2008/12/22 16:45
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