東京デザイナーズウィークの会場では、著名/若手を問わずさまざまなデザイナーによる、個性溢れる作品たちに出会うことができる。ここではその中から、特に多かったイスや机などインテリアを中心に、“これが自宅にあったら面白いかも”といった作品を取り上げてみよう。
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米本昌史氏の「カグティーヴィー」。テレビをAV機器ではなく家具として見たデザインだという。テレビ画面に木目調のボディという、昭和を思い起こさせるデザインだ。なお、映像は室内アンテナのため若干乱れている
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横から見たところ
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背面も木目調。持ち運べるよう、本体上部に取っ手穴が設けられている
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柳澤豊氏によるイス「Ouch!」。三角形の土台の上に、まるで空中に浮いているように座面が設けられている。目が錯覚してしまいそうなデザインだ
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真横から見るとこのように見える。ここでイスに座ると、三角形のてっぺんがお尻にささっているように見えることから「Ouch(痛い)!」なのだろうか?
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イギリス人のTom Dixon氏による「Pylon Chair」は1992年作。パイロンとは「塔」のことで、送電線を支える鉄塔をイメージしてデザインされたという。イスが本来的に持つ安定感を一切省いたところが逆におもしろい。現在でも販売している店舗があるようだ
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「Wiggle Side Stool」は紙製のイス。「Pylon Chair」とは逆に、安定性のない素材を使用して頑丈さを生み出している点は興味深い。デザイナーは、アメリカの世界的な建築家として知られるFrank O. Gehry氏
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塩基配列のような珊瑚礁のような、不思議なテーブル「Root」。自然界にあるパターンを元に、生活の新しい形の可能性を探ることをテーマとしている。デザイナーは水谷雅文氏と衣笠知子氏
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横から見たところ。ガラスの天板は置いてあるだけなので、会場ではむやみに触らないようにしよう
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宮里宏治氏によるサイドテーブル「gibbous moon」。テーブルトップは一部が欠けており、完全な円形ではないが、隣り合うものに寄り添って使うという使用シーンを表現したという
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真横から見たところ。それにしても薄い。ちなみに製品名の意味は「上弦の月」とこのこと
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足立和夫氏の「UFO+TABLE」。UFO型のテーブルと思いきや、実際はどこからでも座れる腰掛け
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このガラス板をテーブルとして使う
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■URL
東京デザイナーズウィーク2008
http://www.da-npo.org/tdw08/
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( 本誌:正藤 慶一 )
2008/10/31 00:03
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