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ダイキン、暖房時の省エネ性を向上したエアコン「うるるとさらら」

~買い換えを考慮した幅798mmの“コンパクトサイズ”

うるるとさらら Rシリーズ
 ダイキン工業株式会社は、暖房時の省エネ性能を向上させたエアコン「うるるとさらら Rシリーズ」を、11月21日に発売する。価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は、「AN28KRS-W」が228,000円前後、「AN40KRS-W」が248,000円前後。ラインナップは以下の表の通り。

品番電源冷房能力冷房時
適応床面積
暖房能力暖房時
適応床面積
室内機サイズ
(幅×奥行き×高さ)
室外機サイズ
(幅×奥行き×高さ)
AN22KRS-W100V2.2kW6~7畳2.5kW6~9畳798×255×295mm765×285×675mm
AN25KRS-W2.5kW6~8畳2.8kW7~10畳
AN28KRS-W2.8kW7~9畳3.2kW8~12畳765×285×693mm
AN36KRS-W3.6kW9~12畳4.2kW10~15畳
AN40KRS-W4.0kW11~14畳5.0kW11~17畳
AN40KRP-W200V4.0kW11~14畳5.0kW11~17畳
AN50KRP-W5.0kW14~17畳6.3kW14~21畳
AN63KRP-W6.3kW16~20畳7.1kW17~26畳
AN71KRP-W7.1kW17~21畳7.5kW20~30畳


 業界で唯一の加湿/除湿機能を搭載したエアコン「うるるとさらら」シリーズの最新モデルで、暖房時に湿度を通常よりも高めて、体感温度を上げ、エアコンの消費電力を抑える「快適エコ」運転を改良。省エネ性能が向上した。本製品では新たに外気の湿度を見張る湿度センサーを、室内機に搭載した。これにより、室外機から取り込む水分の量をチェックすることで、「快適エコ」運転時にかかる無駄なエネルギーを、従来製品比で約5%省いた。

 さらに、無駄に室内を空調しすぎないよう、一定時間後に「快適エコ」運転へと戻る「エコ自動復帰」機能を採用した。これにより帰宅直後など、一時的に温度を高く/低く設定した場合も、自動で省エネ設定に復帰し、無駄な運転を防ぐ。なお、「快適エコ」運転へ復帰するまでの時間は30/60分のいずれかから選択できる。


湿度を上げることで、設定温度を抑えながら体感温度を高める「快適エコ」運転 室外機から取り込む水分量をセンサーで検知することで、加湿量を最適に調節できるようになった 一時的にだけ温度を高める/低くする場合、「エコ自動復帰」運転を使えば、自動的に運転が「快適エコ」モードに移行する

 また、幅800mmクラスの10~14年前の機種に買い換えるケースを想定し、送風ファンや熱交換機を小型化。室内機の幅を「コンパクトサイズ」という798mmとした。

 この改良にともなって、熱交換機とファンモーターの効率もアップ。14畳クラスの「AN40KRP」の場合、外気温が2℃の時に「業界トップクラス」という暖房効率7.3KWを実現した。これは同社の11年前の機種と比較すると1.3倍の数値に当たる。また消費電力量では約32%の減で、年間の電気代で約13,900円の節約になる。


送風ファンを小型化。写真下が従来製品で、上が本製品のもの 熱交換機も小型化した(写真上) 室内機の幅は798mm。十年前の機種の買い換えに対応する

このほか、電装品の位置を横長に変更している 低温時の暖房能力は、11年前モデルの1.3倍 冷房能力4.0kWクラスのAPFは6.0になった

 本体前面のパネルには、エアコンの省エネ性能が発揮できるように、本体前面に「おしエコパネル」を新たに採用した。これは、「快適エコ」モードなど、“省エネ性”“快適性”を実現している状態になると、パネルに「Eco」の文字が表示される。設定温度を上げる/下げるなどしてさらに省エネを進めると、「Eco」の文字が「ECO」と、大文字で表示される。

 「おしエコパネル」ではまた、使用時間と電気料金、使用日数と電気代の累計を表示することもできる。また、室内が外気温を下回った場合は、外気温を表示し、エアコンの運転停止を促す機能も備える。


前面パネルに「ECO」の文字が エコ判定以外にも、外気温や電気代なども知らせてくれる

「快適エコ」で運転のスイッチを入れ、すぐに消したところ。文字はゆっくりと浮かび上がる。なお、電気料金は通常の場合6時間使用後でないと表示されない(動画はデモ機のため特別に文字が表示されている)

 このほか、加湿と除湿を自動で切替えて部屋のニオイを取る「水de脱臭」機能や、フィルターを自動で掃除し、10年間のフィルターメンテナンスを不要とする「おとなしフィルター掃除ユニット」、暖房時には足元に、冷房時には部屋の上部に送風する「トリプルファインフラップ」も搭載する。


 ダイキン工業株式会社 専務執行役員 空調営業本部長の加藤豊氏は、今年の上半期のエアコンの需要について「7月は例年にない猛暑で、前年比69%増だったが、8月は伸び悩んで同比18%の落ち込みだった。4~9月は同比7%増と見ている」と語った。下半期については「市場を取り巻く環境は厳しく、明るい話題がない。新築需要も落ち込んでおり、バブルがはじけたとき以上のケースを考えなければいけない」と、景気の悪化を懸念しながらも、「プラス要素は環境問題。燃料の高騰など、熱源転換による需要が見込める」ことから、需要は前年並みとの見通しを立てた。


3枚のルーバーを備えた「トリプルファインフラップ」 暖気は足元に、冷気は人に直接当たらないよう、快適な気流を作り出すという ダイキン工業株式会社 専務執行役員 空調営業本部長の加藤豊氏




URL
  ダイキン工業株式会社
  http://www.daikin.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.daikin.co.jp/press/2008/080910/index.html
  エアコン 関連記事リンク集
  http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/aircon.htm

関連記事
ダイキン、加湿/除湿機能で省エネ運転ができるエアコン「うるるとさらら」(2007/10/25)



2008/09/10 16:31

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