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うるるとさらら Rシリーズ
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ダイキン工業株式会社は、加湿・除湿機能を備えた家庭用エアコンの新製品「うるるとさらら Rシリーズ」8機種を11月29日より発売する。希望小売価格などラインナップの詳細は以下の通り。
【うるるとさらら Rシリーズ】
型番 | AN22JRS-W(H) | AN25JRS-W(H) | AN28JRS-W(H) | AN36JRS-W(H) | AN40JRP-W(H) | AN50JRP-W(H) | AN63JRP-W(H) | AN71JRP-W(H) |
電源 | 100V | 200V |
適用畳数 | 6 | 8 | 10 | 12 | 14 | 16 | 20 | 23 |
暖房能力 | 2.5 | 2.8 | 3.2 | 4.2 | 5.0 | 6.7 | 7.1 | 7.5 |
冷房能力 | 2.2 | 2.5 | 2.8 | 3.6 | 4.0 | 5.0 | 6.3 | 7.1 |
暖房時COP | 6.41 | 6.29 | 6.60 | 5.68 | 5.65 | 4.54 | 4.15 | 3.91 |
冷房時COP | 6.38 | 6.10 | 6.36 | 5.26 | 5.19 | 4.33 | 3.60 | 3.06 |
室内機の最大運転音 | 42 | 44 | 46 | 46 | 48 | 46 | 48 | 50 |
発売日 | 11月29日 |
希望小売価格 | オープンプライス |
店頭予想価格 | 188,000円前後 | 208,000円前後 | 228,000円前後 | 238,000円前後 | 248,000円前後 | 278,000円前後 | 308,000円前後 | 328,000円前後 |
うるるとさららは、業界唯一となる加湿・除湿機能を備えた同社のフラッグシップに位置するエアコン。新たに発表されたモデルでは、(1)自動運転制御の改良、(2)加湿量のアップ、(3)簡単操作の大画面液晶リモコン、の3点が主な改良点となる。
温度設定や風向き設定などをせずに、快適かつ省エネ運転をするよう、温度・湿度・気流を自動制御する「快適エコ自動」運転モードを新たに設けたのが最大の特徴。
このモードは省エネと快適さを両立させることを目的としたもの。冬は通常より、設定温度を3℃低めにしながら、加湿しながらかつ、冷えやすい足下に温風が行くよう気流制御を行なうことにより、通常と同等の体感温度が得られるという。
一方、冷房時には設定温度を通常より2℃高めの28℃に設定。湿度を50%前後まで除湿するとともに、涼しいそよ風のように、間欠的に冷風を吹き出すようにし、快適な体感温度が得られるという。
これらの操作はリモコンの「快適エコ自動」ボタンを押すだけで設定可能。快適さと同時に、平均15%、最大50%の省エネ効果が得られるという。
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加湿機能により体感温度を高め、省エネにつなげる
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最大50%の省エネが可能という
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冷房時は除湿を組み合わせる
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湿度と体感温度の関わりに関する実験。室温27℃、湿度40%の部屋に20分間滞在する
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湿度は40%と低め。これは通常のエアコン暖房の環境を再現したものという
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サーモグラフィで皮膚表面の温度を見てみると……
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次に、室温が同じ27℃、湿度が70%の部屋に移動する
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こちらが湿度40%の部屋にいたときのサーモグラフィ。鼻や指先が青くなっており、温度が低いことが伺える
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湿度70%の部屋に10分いたときのサーモグラフィ。全体的に温度が上がっているのがわかる
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同社独自の加湿機能も強化した。室外機にあるゼオライトフィルターに空気中の水分を結着させ、これを温風とともに室内に吹き込む仕組みを採用しているが、ゼオライトフィルターを改良。フィルターにある孔の形状をわずかに大きくし、結着する水分量を増やすことで、4.0kWクラスの従来機は加湿量が毎時650mlだったのが、750mlに向上したという。
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新開発のゼオライト・ローター
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加湿量は4.0kWモデルで毎時750mlに向上した
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リモコンはより使いやすくするため、よく使うボタンのみを前面パネルに配し、詳細設定はカバーの中に隠すデザインとした。前面パネルにあるのは、ボタンは電源のON/OFFボタン、「快適エコ」運転を設定するボタン、オフタイマー、温度調整ボタン、湿度調整ボタン、設定確認ボタンのみ。ボタンの文字表示や、ボタンそのもののサイズも大きめで、シニア層にも配慮した作りとなっている。詳細な気流制御などを行なう場合は、パネルを開けて中にあるボタンで設定する。詳細設定は、メニュー階層化されており、携帯電話と同じ感覚で操作できるという。
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新開発のリモコン。ボタン数が少なく、液晶が大きい
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細かく設定したい場合はパネルのフタを開けたボタンで行なう
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このほか、「温度が22℃に設定されました」「快適エコ自動適温で運転を開始します」など、運転状況や設定状況を音声で知らせる機能も搭載。使いやすさに配慮した。
このほか、フィルター自動清掃機能や、10年交換不要の空気清浄フィルター、部屋干し時に除湿運転する「へや干しランドリー」機能、自動換気機能などを備える。
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フィルター自動清掃機能を標準搭載
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空気清浄用のフィルターも備える
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会場にはぴちょんくんの姿も
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ダイキン工業 専務執行役員 空調営業本部長の加藤豊氏
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同社専務執行役員 空調営業本部長の加藤豊氏は、業界動向については「上期は梅雨明けが遅かったこともあり苦労した。8月、9月と猛暑だったので、7月の落ち込みの半分しかカバーできなかった。ただ、業界全体で約480万台の需要は、堅調といえる」とした上で、「加湿に強い、暖房に強い戦略商品。クリアフォース(除湿/加湿機能を備えた空気清浄機)とともに下期を引っ張っていくだろう。トップシェアに近いところを確保したい」と意気込みを語った。
■URL
ダイキン工業株式会社
http://www.daikin.co.jp/
ニュースリリース
http://www.daikin.co.jp/press/2007/071025/index.html
エアコン 製品情報
http://www.daikinaircon.com/roomaircon/?ID=daikintop
エアコン関連記事リンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/aircon.htm
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/10/25 15:12
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