株式会社ビックカメラは、8月25日付けで株式会社ベスト電器との資本・業務にわたる提携関係を強化すると発表した。ビックカメラは第三者割当増資を引き受け、約30億円を追加出資。持株比率は9.33%から14.86%になる。
両社は2007年9月に資本・業務提携を発表。その時点でビックカメラはベスト電器株式を約9%保有し、筆頭株主となった。以降、今年3月に両社のノウハウを融合した「ビックカメラ ベスト広島店」をオープンしたほか、物流ネットワークの共有、人材交流、オリジナルブランド製品の共同開発など業務面でも関係を深めてきた。これらの取り組みが一定の効果を上げたことから、今回の提携強化に至った。
ビックカメラは8月25日付けで、ベスト電器の株式を1株612円、500万株を購入する。ベスト電器は30億6,000万円を調達し、11月に満期を迎える社債の返還に充てる。
ベスト電器の株式を巡っては、ヤマダ電機も「投資目的」で買い集め、ビックカメラに次ぐ8.24%を所有する主要株主になった経緯があり、その動向が注目されていた。なお、9月の時点では、ビックカメラは経営統合の可能性について否定している。
■URL
ビックカメラ株式会社
http://www.biccamera.co.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.biccamera.co.jp/ir/news/pdf2008/20080808news.pdf
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( 本誌:伊藤 大地 )
2008/08/08 17:05
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