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【OFMEX2008 国際オフィス機器展】
デザイン、安全面にこだわった個性的なシュレッダーが集合


 オフィスで使用する家具や照明器具など、オフィス機器製品の展示会「OFMEX2008(国際オフィス機器展)」が、7月9日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は11日までの3日間で、時間は10時から18時まで。入場料は1,200円だが、商談を目的とした商業見本市のため、一般の入場はできない。

 基本的には業務用の製品が多く並んでいたが、一部のブースでは個人用途のシュレッダーが展示、公開されていた。本誌ではその模様をレポートする。


ASMIX、砂糖/塩ケースのようなシュレッダー

ASMIX(株式会社アスカ)の「クロスカットシュレッダー C-01」
 ASMIX(株式会社アスカ)のブースでは、ダストケースが取り出しやすいキューブ型の小型シュレッダー「クロスカットシュレッダー C-01」が公開されていた。発売は10月を予定しており、希望小売価格は12,000円になる見込み。

 外形寸法がすべて192mmという立方体のシュレッダーで、ダストケース正面に、キッチンの砂糖/塩ケースのように取っ手が付いている点が特徴。このためダストケースが取り出しやすく、ゴミを頻繁に捨てることができる。裁断枚数は2つ折りのA4サイズが2枚。カット後は3×18mmのサイズになる

 会場では、さまざまなカラーリングの「C-01」が公開され、特にハートマークやキラキラとした模様が付けられた“デコ”タイプは、女性客に人気を博していた。なお、これらのカラーリングは参考出品で、実際に製品化が決まっているのはホワイトとレッドの2色のみとなっている。


正面にダストケースの取っ手が付いており、キューブ型のデザインとあいまって、キッチンの砂糖/塩ケースのように見えてしまう 取っ手が前面にあるため取り出しやすい

ちなみに発売が決定しているデザインは、上の段のホワイトとレッドのみ。それ以外は参考出品となる。写真は黒と金色という個性的なカラーリング 赤やピンクのハートマークをあしらった“デコ”バージョン。ダストケースの取っ手やスイッチもキラキラしており、芸が細かい

CARL、カッター部を自動的にガードする小型シュレッダー

CARL「Passino(パッシーノ)」
 また、同じ小型のシュレッダーでも、安全性に高いこだわりを見せた機器もある。CARL(カール事務器株式会社)のシュレッダー「Passino(パッシーノ)」だ。発売中で、希望小売価格は19,530円。

 PassinoはA5用紙が5枚細断できる小型のシュレッダー。ダストケースを取り外した際に、内部のカッターに自動的にフタが閉じ、カッターに手が触れないよう設計している点が特徴。さらに、紙の投入口は2mmと細く、引き込まれそうになっても投入口付近のチャイルドカバーが開くため、自動で運転がストップするなど、安全性を重視した機能を搭載する。

 カットは縦方向と横方向にカットするクロスカット方式で、細断後の紙のサイズは2×4.5mmと、かなり細かい細断が可能。本体サイズは240×160×200mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約3.8kg。

 CARLではこのほか、30分の長時間モードを搭載した靴脱臭機「ひかりdeきれい CSS-200」、光触媒のフィルターと紫外線除菌灯(UVランプ)で空気をキレイにする空気清浄機「HYBRID空気清浄機 MAP-5000N」も展示している。いずれも既発売で、島津サイエンス東日本株式会社の技術供与を受けた製品となっている。


投入口のフタが開くと自動的に運転を停止する。そのため、万が一手が引き込まれても安全な仕様になっている ダストケースを取り外し、中のカッター部を覗き込んでいるところ。ケースを外すと同時にカッターにフタが被さるため、カッターに手が触れない カット後の紙は2×4.5mmでかなり細かい

島津サイエンスの技術提供によって商品化した靴脱臭機「ひかりdeきれい CSS-200」。ちなみにこの旧タイプの製品はレビューにて本誌で取り上げている 光触媒のフィルターとUVランプで除塵・除菌・脱臭する「HYBRID空気清浄機」も、島津サイエンスの技術供与を受け販売する ブースではスケルトンモデルも公開された。本体内でUVランプが点灯している様子がわかる

フェローズジャパン、紙詰まりを未然に防ぐオフィス兼用シュレッダー

フェローズジャパン「PS-79Ci」
 安全性にこだわった製品として、フェローズジャパン株式会社のシュレッダーも紹介したい。同社の製品は、センサーが紙の投入量を感知し、カットが可能か否かを判断する「Jam Proof」機能が特徴。紙が多すぎる場合は、本体上部のインジケーターが赤く点灯し、細断をストップし、紙詰まりのトラブルを未然に防ぐ。安全機能としては、投入口近くの金属部分に手が触れると、自動的に運転をストップする「セーフセンス」機能もある。

 フェローズジャパンのブースでは、来年発売する「M-460Ci」、および発売中の「PS-79Ci」など、「Jam Proof」と「セーフセンス」機能を標準装備する製品が公開され、実際に紙を投入して同機能のはたらきを確認できる。

 なお、「M-460Ci」はクロスカット方式のシュレッダーで、一度に12枚の細断が可能。カット後の紙のサイズを2×10mmと非常に細かくできる点を特徴とする。希望小売価格は63,000円。「SB-79i」はコンパクトサイズながらも、A4用紙12枚の細断に対応する。カット後の紙のサイズは3.9×38mm。いずれもCD/DVDのカットが可能となっている。


来年の発売が予定されている「M-460Ci」 紙の投入量をカット前に検知し、紙詰まりを未然に防ぐ「Jam Proof」機能。写真は紙詰まりの危険があるため赤ランプが点灯、運転を停止している

投入口付近の金属部に手が触れると、運転を自動停止する「セーフセンス」機能も搭載 「M-460Ci」でカットした後の紙とCD/DVDのサンプル。かなり細かいカットが可能だ




URL
  OFMEX 2008
  http://www.ofmex.jp/
  OFMEX 2008
  http://www.ofmex.jp/
  ASMIX(株式会社アスカ)
  http://www.asmix.co.jp/
  CARL(カール事務器株式会社)
  http://www.carl.co.jp/
  フェローズジャパン株式会社
  http://www.fellowes.co.jp/


( 本誌:正藤 慶一 )
2008/07/10 00:04

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