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【インテリアライフスタイル展】 |
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インテリアライフスタイル展では、家電製品はもちろん、生活に関わるありとあらゆる製品が展示されている。その中には、本誌コラム「やじうまミニレビュー」で採りあげるような、ちょっとしたアイディアで生活を面白く、便利にしてくれるような面白いグッズももちろんある。本稿では、「家電」という括りから離れて、そんなアイディア製品に注目してみた。 ● ワインボトルを逆さに持つ発想から生まれた折りたたみ傘
左上の写真を見ていただければお分かりだろうが、見た感じはワインのボトルのように見える。この栓を引っこ抜くと、中からは芳醇なワインが……出てくるわけでもなく、なんと折り畳み傘が現れるのだ。 パンフレットによると、「ワインボトルを上下逆さまの状態で手に持った時、偶然に発見されました」とのこと。傘を持つ姿にとても似ていたことから、これができあがったということだ。 ちなみに、取り外した“ボトル”は傘のケースとして使えるし、“栓”に当たる取っ手部分も、なかなかの持ち心地だった。遊び心を忘れず、しかも「ちゃんと使えるデザインであるというのも見事だ。
● “カスタネット”デザインで使いやすさと安全性を追求したハサミ
ペーパーカッターの「Line」も安全性に配慮された製品だ。本体をパソコンのマウスを操作するように動かすことで、本体に付いているセラミックのカッターも一緒に動き、紙をカットするという仕組みだ。セラミックカッターはほんの数ミリ程度しか顔を出していないため、そう簡単に手を切ることもなさそうだ。 株式会社テラモトの「コップ・ロールクリーナー」も面白い発想の製品だ。簡単に言えば、テープを転がして部屋のゴミを取る、いわゆる「コロコロテープ」だが、テープの受け皿としてコップを用意した点が特徴。カップにコロコロテープが収まった姿は愛らしく、しかもすぐに取り出して使えるという利便性も備えている。テープには、回転方向に従って鳥が飛ぶ絵柄が印刷されているという細かい配慮も見逃せない。
● ステンレスや独特の色でトイレの清潔感を演出
しかし、素材に「トイレ」とは結びつかないステンレスを採用しているため、製品に引っ掛けられているトイレットペーパーを見るまではトイレ用品だとは気づかなかった。それだけに、プラスチックよりもかなり清潔感が感じられる。一般的に考えれば、トイレに金属を素材とする器具はあまり使われないが、その常識を逆手に取るデザインを採用したことで、この清潔感を生み出せたのかもしれない。 その点では、R.F. YAMAKAWA(アールエフヤマカワ株式会社)の「Bagno(バーニョ)」のトイレブラシ、トイレ用ゴミ箱などのグッズも同じ事が言えるだろう。こちらはプラスチック製ながら、ブルーを基調とした本体カラー、丸みを帯びたスタイルなど、全体的なデザインを統一することで、おしゃれさと清潔感を演出している。単なるトイレグッズでは、汚いイメージにすぐ結びついてしまうため、そのイメージからいかに飛躍できるかがデザインのポイントになるのだろう。
● 冷蔵庫に入れやすいひし形の浄水器「Navelia(ナヴェリア)」 ブリタ(BRITA japan株式会社)のブースでは、冷蔵庫にセットしやすい菱形のポット型浄水器「Navelia(ナヴェリア)」が公開されている。店頭予想価格は4,200円で、発売は9月上旬の予定。菱形のデザインを採用することで、冷蔵庫に入れやすくなった点が特徴だ。これまでのブリタの製品では円形が中心だったが、菱形にすることで、冷蔵庫にセットしたときにスキマが生まれ、ここにドレッシングやジュースなどのボトルが置けるようになっている。このデザインは、ドイツのブリタのデザイナーが日本の冷蔵庫事情を調査し、日本人スタッフと打ち合わせをして生まれた“日本オリジナルモデル”だという。 容量は1.3Lで、250ml単位の目盛りもふられている。また、浄水フィルターの交換時期がわかるインジケーターも搭載している。
■URL ZACK http://www.zack.info/ R.F.YAMAKAWA http://www.rf-yamakawa.co.jp/ OFESS http://www.ofess.com/ HARAC http://www.harac.jp/ 株式会社テラモト http://www.teramoto.co.jp/ ブリタ http://www.brita.net/jp/ ■ 関連記事 ・ やじうまミニレビュー ブリタ「フィヨルド」（2006/11/06） ・ やじうまミニレビュー 富田刃物「カッタネット」（2007/09/28） ・ インテリアライフスタイル展が開幕（2008/06/11）
（ 本誌：正藤 慶一 ）
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