株式会社日立製作所は13日、2007年度(2007年4月1日~2008年3月1日)の連結決算を発表した。売上高が11兆2,267億3,500万円(前年同期比9.6%増)、営業利益が3,455億1,600万円(同89.3%増)、税引前利益が3,247億8,200万円(同60.5%増)、581億2,500万円の純損失となった。
テレビなど民生機器は伸びなかったが、発電所設備など重電部門や、システム構築の部門が好調で、大幅売上増となった。純損失となった理由は、主に手持ち資産の評価見直しによるもの。
生活家電分野やテレビ、パソコンなどを含むデジタルメディア・民生機器事業の売上高は前年から横ばいの1兆5,046億円。「生活家電や空調機器は伸長」したものの、テレビ事業の苦戦や事業整理などの影響で、デジタルメディア・民生機器全体では1,099億円の損失だった。
2008年度の予想は11兆1,000億円(2007年度実績比1.1%減)、営業利益が3,800億円(同10%増)、税引前利益が3,300億円(同1.6%増)、純利益が400億円となっている。
■URL
日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
2008年3月期 決算の概要
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2008/05/0513.html
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( 本誌:伊藤 大地 )
2008/05/13 16:43
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