JEMA(社団法人日本電機工業会)は、2008年2月の家電製品の国内出荷実績統計を発表した。出荷金額は1,094億円で前年同月比6%増となり、2カ月連続のプラスとなった。
分野別で見ると、洗濯機が226億円で、同5%増となったほか、冷蔵庫(同6.7%)、電気カミソリ(同27.9%)、換気扇(同8.4%)、クッキングヒーター(同6.5%)、空気清浄機(同12.2%)でも、対前年でプラスとなった。JEMAでは、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジ、炊飯器といったジャンルにおいて、引き続き大型・高機能機種が伸びているため、金額の前年比が台数の前年比を上回る傾向があることを指摘している。
台数ベースでは冷蔵庫が同6.5%減で3カ月連続のマイナスとなったほか、電子レンジも同0.9%減となりわずかに前年を下回った。空気清浄機は、スギ花粉飛散の影響をうけて空気清浄機(同10.7%増)は2カ月ぶりの増加となった。そのほか洗濯機(同3.3%増)、クッキングヒーター(同7.2%増)となり順調な伸びを見せている。機種別にみると、冷蔵庫、洗濯機では大型・高機能機種が引き続き好調な伸びを見せているほか、空気清浄機では加湿機能付きの売り上げが好調で、全体の25%を占める結果になった。
なお、IHクッキングヒーターは同7.2%増で、2カ月連続のプラスとなった。JEMAでは、7月以降続いていた新設住宅着工戸数の減少が持ち直し傾向にあることを要因として挙げている。
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2007年2月から2008年2月までの出荷金額の月別推移
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■URL
JEMA(社団法人日本電機工業会)
http://www.jema-net.or.jp/
民生用電気機器 2008年2月 国内出荷実績(PDF)
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/2008/08.02/0802ds-coment.pdf
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( 本誌:阿部 夏子 )
2008/03/24 14:50
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