JEMA(社団法人日本電機工業会)は、2008年1月の家電製品の国内出荷実績統計を発表した。出荷金額は972億円で前年同月比3.6%増となり、2カ月ぶりのプラスとなった。
分野別で見ると、洗濯機が201億円で同6.5%増となったほか、冷蔵庫(同3.4%増)、電気かみそり(同13.6%増)、換気扇(同6.1%増)、IHクッキングヒーター(同3%増)でも、対前年でプラスとなった。JEMAでは、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジ、炊飯器といったジャンルにおいて、引き続き大型・高機能機種で伸びがあり、金額の前年比が台数の前年比を上回る傾向にあることを指摘している。
台数ベースでは、洗濯機が同3.6%の増加となったほかは、炊飯器(同2.6%減)、掃除機(同3.9%減)、冷蔵庫(同7.6%減)、電子レンジ(同8.5%減)で、前年度を下回った。その一方で大型・高機能機種に限ると、451L以上の大型冷蔵庫(同22.1%増)、容量8kg以上の洗濯乾燥機(同11.2%増)、IH式炊飯器(同1.5%)となり、好調な数字を見せている。
なお、IHクッキングヒーターは同6.5%増で、5カ月ぶりのプラスとなった。このことについてJEMAでは、建築基準法の改正で建築確認の審査基準が強化されたことより、7月以降、新設住宅着工戸数の減少が続いたものの、これが持ち直し傾向にあることを一因として挙げている。
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2007年1月から2008年1月までの出荷金額の月別推移
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■URL
JEMA(社団法人日本電機工業会)
http://www.jema-net.or.jp/
民生用電気機器 2008年1月 国内出荷実績(PDF)
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/2008/08.01/0801ds-coment.pdf
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( 本誌:正藤 慶一 )
2008/02/21 16:37
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