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三洋、乗ったまま充電できる自転車にリチウムイオンバッテリーを搭載


電動ハイブリッド自転車「CY-SPA26D」
 三洋電機株式会社は、リチウムイオンバッテリーを搭載した電動ハイブリッド自転車「CY-SPA26D」を4月上旬から発売する。メーカー希望小売価格は125,790円。

 CY-SPA26Dは、同社の電動ハイブリッド自転車「エナクルSPAシリーズ」の製品。一般的な電動自転車は、電源からの充電のみで走行時のアシストを行なう製品が多いが、エナクルシリーズは、走行中に本体で発電、充電できるのが大きな特徴。本体には「ブレーキ充電システム」が搭載されていて、走行中に左ブレーキを握ることでモーター部が発電し、バッテリーに補充電できる。

 CY-SPA26Dでは、充電部の電池を従来のニッケル水素バッテリーからリチウムイオンバッテリーに変えたことが大きな特徴。リチウムイオンバッテリーを搭載したことにより、充電時間の短縮、本体の軽量化、走行距離の向上などに成功したという。同社によると「ブレーキ充電システム」を使用すると、充電システムを使用しないときに比べて、1回充電あたりの走行距離は約12km伸ばすことができるという。


ブレーキ充電システムの仕組み

ノッタ・ママオートモードと通常時の走行距離の違い
 また、平地、下り坂、上り坂など走行条件に応じて自動的にアシスト力が制御される「ノッタ・ママオートモード」も搭載されている。ノッタ・ママオートモードでは平地での走行時はアシスト力を弱めて無駄なエネルギー消費を抑え、力が必要な上り坂では坂の勾配に合わせてアシスト力が切り替えられる。また下り坂ではモーター部が自動的に発電機に切り替わり、モータブレーキを自動的に調整しブレーキ力と充電量を調整しながら走行する。余分なエネルギー消費を抑えることで、走行距離は標準モードにくらべると約29km向上するという。

 そのほか、走行時の安全面に配慮して、照明装置を大幅に変更した。本体前方のライトには、ペダルが重くならないバッテリーライトを採用。また本体後方のテールランプは、夜間時は常に点滅しドライバーなどへの注意を促すという。さらに、ユーザーがブレーキを握ると、後ろブレーキシステムと連動して、テールランプの点滅速度が速くなるブレーキランプ機能を搭載。

 光源としては、前方のライトには高輝度4灯白色LEDを、テールランプには高輝度3灯赤色LEDを採用している。

 本体サイズは1,850×570mm(長さ×幅)。重量は22.5kg。変速は3段変速。同社独自の走行条件による走行距離は走行充電なしの場合、38km。ブレーキ充電システム使用時で50km、オートモード時で67km。本体カラーはダークブルー、アイボリー、ブラウンの3色。





URL
  三洋電機株式会社
  http://www.sanyo.co.jp/
  製品情報
  http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0803news-j/0305-1.html

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( 本誌:阿部 夏子 )
2008/03/05 17:27

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