● センサー「新・人感ムーブアイ」の仕組み

本体中央の「新・人感ムーブアイ」が、室内の床や壁の温度、人の居場所や動きを感知する	新・人感ムーブアイでは、タテに8つ並んだセンサーが左右に動いて、752エリアを計測する	【動画】新・人感ムーブアイがセンシングしているところの見本。センサーは実際には実際は光らない(WMV形式、約1.3MB)

【動画】通常運転から、床と部屋の温度を検知するモードに変更すると、さっそく消費電力が減ってゆく(WMV形式、約1.3MB)	【動画】人を感知するモードに移行すると、さらに消費電力が下がってゆく(WMV形式、約8.3MB)

新・人感センサーには赤外線を使用するため、離れている場所でも温度が計測できる。写真はセンサーの見本	体感温度を決定する要素の半分は、床や壁といった輻射熱が影響している。ムーブアイではこの2点の温度を検知する

測定した温度に基づいて、自動で運転を切り替える	写真は暖房時の実演。ファンの回転数を示す数値は「703」を示している	冷気が溜まった床を開くと、自動的にファンの回転数が増えた。その数は「1,230」

冷房運転でも同様に床温度を検知し、体感温度を最適にする運転する。今のところファンの回転数は数値は「1,084」だが……	暖房時と同様に冷たい床を開くと、ファンの回転数を減力して運転する。その数は「544」と、半分以下に減っているいる

● 思い通りの位置に気流を飛ばす「Wフラップ」

左右のフラップを独立して動かす「Wフラップ」。合計32,768通りの気流が生み出せる	通常時のフラップはこの状態	部屋の2カ所に送風する設定にすると、フラップは写真のように互い違いの状態になる

本体内には2段階のルーバーが備えられており、空気を漏らさずに気流の方向を変えることができる	従来製品のルーバー。ZWシリーズのものと比べると、空気の漏れが起こりやすい

● 温度を下げずに除湿する「さらっと除湿冷房」

温度と湿度を同時に調節することで、冷えすぎない除湿運転ができる「さらっと除湿冷房」を搭載した	こちらは冷房運転時の熱交換器	熱交換器の設定を部分的に変えることで、除湿によって冷えた空気を暖めて、冷えすぎを防ぐ

● 高効率なポキポキモ－タ

室外機に搭載するモーターには、鉄心をいくつかのパートに分割することで、コイルを効率的に巻ける「ポキポキモータ」を採用	ポキポキモータの採用で、吹き出す温風は“ドライヤー並み”という60℃になった

● メンテナンスの手間を省く機能も

フィルターの自動掃除機能も搭載	フィルターの目はとても細かい	こちらは過去の製品のフィルター。フィルターの目が明らかに大きい

カビや細菌の繁殖を防ぐ「オゾンシャワー洗浄」を搭載	徹底的に掃除したい人のために、フラップなどの部品を取り外して、内部を拭くことも可能

● 体感温度を測定するマネキン

体の22カ所を部位毎に計測することで、人が感じる温度を評価する計測ユニット「サーマルマネキン」	エアコンの開発を行なう静岡製作所の空調実験室内にて実際に行なわれている技術検証も再現された	測定データは画面にて確認できる

（ 本誌：正藤 慶一 ）
2008/02/28 18:32

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