社団法人日本電機工業会(JEMA)は、2007年12月の家電製品の国内出荷実績統計を発表した。出荷金額は1,496億円で、前年同月比で、9カ月ぶりにマイナスの3.4%減となった。
分野別で見ると、2カ月連続の大幅増加をみせていた冷蔵庫が前年同月比で2.9%減少したほか、洗濯機、掃除機、もそれぞれ6.3%、6.9%の減少だった。
またクッキングヒーターは4カ月連続でのマイナスとなった。JEMAでは、建築基準法の改正による影響で、8月以降の新設住宅着工戸数が二桁台の減少を続けていることを要因としている。
JEMAでは2007年合計の家電製品の国内出荷実績も発表している。出荷金額は前年比1.9%増の1兆4,521億円。冷蔵庫、炊飯器、クッキングヒーターなどキッチン家電が好調で2年ぶりのプラスになった。炊飯器では前年比1%減の微減の結果だったが、高単価の「IH式炊飯器」については同3.8%増の4,031台を出荷しており、9年連続の増加となった。
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2006年12月から2007年12月までの出荷金額の月別推移
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■URL
社団法人日本電機工業会(JEMA)
http://www.jema-net.or.jp/
出荷統計実績について
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/2007/07.12/0712ka-koku.htm
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( 本誌:阿部 夏子 )
2008/01/28 15:06
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