GfK Japan(ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社)は、2007年12月期における冷蔵庫の市場動向についてのレポートを発表した。
同社のデータによると、昨年10月以降に販売された大容量、高単価の製品が好調だという。そのほか特徴として省エネタイプ、コンパクトタイプがシェアを伸ばしている。
台数ベースでは2007年の販売合計台数は430万台で前年比1%減のほぼ横ばいの結果となったが、金額ベースでは前年比7%増と大幅な伸びを見せたという。特に2007年10月以降に販売された高価格商品が順調な売り上げを見せており、12月の購入平均価格は9万円前後で、2006年以降のデータではもっとも高い平均価格を記録している。
容量クラス別にみると、2006年12月には4%程度だった501L以上の大容量クラスが2007年には7%になるなど、大容量化が少しづつ進んでいると見られる。大容量化が進むに伴って冷凍庫容量も増えているという。2007年12月では冷凍庫容量が75L以上の製品が全体の60%を占めている。
また、451L以上の大容量クラスでは外形寸法のコンパクト化が進み、特に501L以上の容量クラスでは横幅が平均で5cmほど小さくなったという。
また、省エネタイプの製品の販売が好調で、2007年12月期に販売された製品のうち、経済産業省が定めた2008年度の省エネ達成率評価が5つ星の製品が4割を占めた。
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冷蔵庫容量クラス別販売数量シェア
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(c) Copyright 2008 GfK Marketing Service Japan Ltd.
■URL
GfK Japan(ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社)
http://www.gfkjpn.co.jp/index.html
市場動向レポート(PDF)
http://www.gfkjpn.co.jp/report/documents/ProFiMonthlyMarketComment_0712REF.pdf
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