松下電器産業株式会社は31日、2007年度第3四半期(2007年10月1日~12月31日)の決算を発表した。売上高は2兆3,446億円(前年同期比4%減)、営業利益は1,654億円(同22%増)、税引き前利益が1,766億円(同22%増)、純利益が1,152億円(同46%増)となった。
子会社の日本ビクターをケンウッドに売却した影響で売上高が減少したものの、デジタルAV商品や、白物家電などを中心に全ての部門で増収を達成した。
生活家電分野は売上高が3,310億円(同6%増)と好調。エアコン、冷蔵庫がそれぞれ二桁増収になったほか、「白物商品の売り上げは総じて好調」だったという。エアコンの売上は487億円(同12%増)、冷蔵庫は254億円(同11%増)だった。
通気の見通しは、売上高が8兆7,800億円、営業利益が4,770億円、税引き前利益が4,520億円、純利益が2,460億円となっており、同社が7月に修正した内容から変更はない。同社では据え置いた理由として、価格競争激化、円高の進行、原材料高騰を挙げている。
■URL
松下電器産業株式会社
http://www.panasonic.co.jp/
2007年度 第3四半期 連結決算概要
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080131-4/jn080131-4.html
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( 本誌:阿部 夏子 )
2008/01/31 18:23
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