松下電器産業株式会社は30日、2007年度中間期(2007年4月1日~9月30日)の決算を発表した。売上高は4兆5,253億500万円(前年同期比3.1%増)、営業利益は2,199億9,400万円(同6.1%増)、税引き前利益が1,876億4,100万円(同19.3%減)、純利益が1,051億2,200万円(同8.7%減)となった。
全体としては、「日本ビクターを除くすべての部門の売上が伸長」し、売上高、営業利益ともに前年同期を上回る実績となった。税引き前利益と純利益が減少し、増収減益の形となったが、これは品質対策費用と早期退職の一時金を支払ったことによるものとしており、今後の事業への影響はないとの見方を示している。
生活家電分野は売上高が6,418億円(同8%増)と好調だった。エアコン、コンプレッサー、電子レンジが二桁増収になったほか、「白物商品の売り上げは総じて好調」だった結果という。エアコンの売上は1,582億円(同10%増)、冷蔵庫は611億円(同8%増)だった。
通期の見通しは、売上高が8兆7,800億円(前年比4%減)、営業利益が4,770億円(同4%増)、税引き前利益が4,520億円(同3%増)、純利益が2,470億円(同13%)となっており、同社が7月に修正した内容から変更はない。同社では据え置いた理由について、価格競争激化、原材料高騰を挙げている。
■URL
松下電器産業株式会社
http://www.panasonic.co.jp/
2007年度 中間期 連結・単独決算概要
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn071030-1/jn071030-1.html?ref=news
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( 本誌:伊藤 大地 )
2007/10/30 16:51
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