東芝コンシューママーケティングは11日、4月1日付けの組織変更を発表した。
現在、東芝コンシューママーケティングは東芝グループの白物家電事業を担う子会社として、白物家電、電池の企画、開発、販売を請け負っている。従来の組織では、「家電事業部」「電池事業部」など製品ジャンルごとに部門が分離されていたほか、洗濯機などを製造する「東芝家電製造株式会社」や、販売会社として「東芝エルイーマーケティング株式会社」があるなど、複雑な組織構造となっていた。
これを機能ごとに統合、分割して経営効率を上げることが再編の目的。
新組織では、関連事業すべてを統括する持ち株会社「東芝コンシューマエレクトロニクス・ホールディングス」を頂点とし、エアコン、照明機器を除く白物家電と電池の企画・製造および販売を行なう「東芝ホームアプライアンス株式会社」、AV機器を含む東芝全体のマーケティング施策を決める「東芝コンシューママーケティング株式会社」を新設する。事業統括会社、白物家電事業会社、マーケティング会社の3つに整理し直した形だ。
なお、関連会社で照明事業を手がける「東芝ライテック」、エアコンなど空調事業の「東芝キヤリア」は今回の再編の対象にはなっておらず、従来通りの体制を維持する。
新会社の所在地は、従来と同じ東京都千代田区外神田。人事配置などは現在のところ公表されていない。
■URL
東芝コンシューママーケティング株式会社
http://www.toshiba.co.jp/tcm/
ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/tcm/pressrelease/080111_j.htm
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( 本誌:伊藤 大地 )
2008/01/11 18:33
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