社団法人日本電機工業会(JEMA)は、2007年9月の家電製品の国内出荷統計を発表した。出荷金額は合計で1,278億円で、前年同月比で0.6%の微増となり、前年の実績を6カ月連続で上回った。
分野別では、金額構成比の大きい冷蔵庫で、前年同月比で6.9%増加したのをはじめ、炊飯器が同7.9%増、洗濯機が同6.3%増と、好調な伸びを見せた。同財団によると、これらの品目は大型・高付加価値商品が伸びており、金額の前年比が台数の前年比を上回る品目が多くなっているという。
台数ベースでは、洗濯機が同0.5%増となった以外は、冷蔵庫(同0.3%減)、炊飯器(同0.6%減)、洗濯機(同4.3%減)、電子レンジ(同5%減)と、多くの品目で前年同月比を下回った。一方、ドラム式洗濯乾燥機(同23.7%増)や、401L以上の冷蔵庫(同10.5%増)では高い数値を見せており、高級機種の人気が伺える結果となった。
また、クッキングヒーターの出荷台数は前年同月比0.6%で、30カ月ぶりのマイナスとなった。JEMAではこの原因について、6月に改正された建築基準法により、建築確認の審査が厳しくなり、8月と9月の新設住宅着工戸数が減ったことを一因として挙げている。
4月から9月の上期では、出荷金額は前年同期比2.4%増の7,112億円となった。分野別では、洗濯機、クッキングヒーター、炊飯器、冷蔵庫で増加している。台数ベースでは、クッキングヒーター(同8.2%増)を除き、掃除機(同4.4%減)、冷蔵庫(同3.7%)など、多くの品目でマイナスを記録している。
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2006年9月から2007年9月までの出荷金額の月別推移
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■URL
社団法人日本電機工業会(JEMA)
http://www.jema-net.or.jp/
出荷統計実績について
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/2007/07.09/0709ka-koku.htm
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( 本誌:正藤 慶一 )
2007/10/22 18:17
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