|
FAX-370DL
|
ブラザー工業株式会社は、家庭用FAX「Commuche(コミュシェ)」シリーズを11月6日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は子機2台タイプの「FAX-370DW」が35,000円、子機1台タイプの「FAX-370DL」が、27,000円前後。
「FAX-370DW/DL」は、留守中の着信や留守録メッセージなどの情報を、人の動きを認知して光や声で知らせる「知らせるセンサー」を採用している。
同社によると、近年、携帯電話の普及が進んだこともあり、家庭用の電話機やFAXの使用頻度が格段に落ちてきているという。そのため、電話機本体のランプがただ光っているだけでは、留守中の着信や、ファックス受信、メッセージの有無に気づかないという問題があった。そこで「FAX-370DW/DL」は本体に人の動きを認知するセンサーが搭載し、これによって人が半径2m以内に近づくと、音と光で留守中の着信、新着ファックス、新しい留守録メッセージを再生する機能を新たに備えた。同社ではこれを国内初の採用としている。センサーの感度は0~2mの間で、3段階に調節することができる。
「知らせるセンサー」の特性を生かし、留守中に家族への伝言を残しておける「おかえり伝言」や、留守中の家族の帰宅を、携帯電話に通知して知らせる「帰宅通知」などの機能も搭載されている。また、インクリボン切れなども光と声で知らせてくれるという。
記録紙のトレイは、使用形態に合わせて2種類から選べるようになっている。普段あまり、トレイを閉じて本体に、収納できる「すっきりトレイ」と40枚の記録紙を常にセットしておける「たっぷりトレイ」のいずれかを使用頻度に合わせて選ぶことができる。
|
FAX-320DL
|
親機のサイズは記録紙のすっきりタイプのトレイが閉じている状態で302×186×120mm(幅×奥行き×高さ)、すっきりトレイのオープン時は302×223×314mm(幅×奥行き×高さ)。40枚の記録紙がセットできる「たっぷりトレイ」を設置時は約302×223×380mm(幅×奥行き×高さ)と、「すっきりトレイ」設置時に比べて、高さが約60mm長くなっている。質量は約2.7kg。
最大消費電力は170Wで、待機時は2W。印刷は熱転写方式。
そのほか、カセットごとインクリボンの交換ができる「らくらくインクリボン」や3.8インチの漢字対応の液晶画面、液晶画面でファックス内容を確認でき、必要なものだけ印刷できる「みるだけ受信」、親機と子機間のデジタル接続などの機能は前機種から引き続き搭載されている。
「知らせるセンサー」の機能を省いた「FAX-370DW」の下位機種「FAX-320DW/DL/TA」も同時発売する。店頭予想価格は、子機2台タイプが30,000円、1台タイプが22,000円、子機が付属しないタイプが17,000円前後となっている。
■URL
ブラザー工業株式会社
http://www.brother.co.jp/
製品情報(FAX-370DL)
http://www.brother.co.jp/product/fax/info/fax370dw_370dl/index.htm
ニュースリリース
http://www.brother.co.jp/news/2007/fax370/index.htm
■ 関連記事
・ ブラザー、インテリアとの調和を図ったデザインのFAX(2007/03/19)
( 本誌:阿部 夏子 )
2007/10/16 17:23
- ページの先頭へ-
|