経済産業省、「夏の省エネロビー展」を開催

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経済産業省、「夏の省エネロビー展」を開催

～省エネ大賞の断熱材や洗濯機などを公開

「夏の省エネロビー展」会場

　経済産業省は、同省が7月から9月にかけて実施する「夏の省エネキャンペーン」の一環として、「夏の省エネロビー展」を、同省本館のロビーにて開催している。会期は7月30日から8月24日までで、土・日曜は休み。入場料は無料。展示時間は9時～18時。なお、8月13日より会場は同省別館に移される。

　本イベントは「『知っている』から『やっている』へ　省エネ本番」をテーマに据え、2006年の省エネ大賞を受賞した製品を公開するほか、家庭での省エネの取り組み方を紹介する。

　会場では、省エネ大賞でもっとも優れた製品に贈られる、経済産業大臣賞を受賞したナショナル(松下電気産業)の真空断熱材「U-Vacua」や、資源エネルギー庁長官賞を受賞した同じくナショナルのドラム式洗濯乾燥機「ヒートポンプななめドラム NA-VR1100」のカットモデルが展示された。

　このほか、省エネ機能を搭載したエアコンや、白熱電球と電球型蛍光灯の発熱の違いが体験できる展示、家庭で簡単にできる省エネの取り組みなどが公開されている。

　なお、会場で使用されている電力は、植物など自然の生物体から得たエネルギーで発電する「バイオマス発電」を使用しており、会場ではこれを証明する「グリーン証書」も公開されている。


省エネ大賞の経済産業大臣賞を受賞した、ナショナルの真空断熱材「U-Vacua」	断熱材の厚さの比較。右端のU-Vacuaと、左端のグラスウールは、同じ断熱効果があるものの、厚さに大きな差がある	U-Vacuaの解説パネル。U-Vacuaは電気ポットや冷蔵庫などで採用されている


ナショナルのドラム式洗濯乾燥機「ヒートポンプななめドラム NA-VR1100」は、資源エネルギー庁長官賞を受賞	カットモデルのため、側面からドラムの様子が確認できる	本体背面のヒートポンプユニット。湿った空気を熱交換器で急速に冷却して除湿。この除湿によって発生した熱で空気を暖めて、再び乾燥に利用する


ナショナルの「お掃除ロボット」機能を搭載したエアコンも展示された	エアコンの省エネ性能を示すパネル。11年前の機種と比べると、約40%の省エネとなっている


白熱電球と電球型蛍光灯の発熱の違いを体感できる展示。白熱電球の方が熱く感じた	電球型蛍光灯は、白熱電球よりも値段は高いが、ランニングコストは安い	家庭で簡単にできる省エネを提案するパネル


会場で使用されている電力はすべて、植物など自然の有機物を用いた「バイオマス発電」でまかなわれているという。写真はバイオマス発電であることを証明する「グリーン証書」	会場でアンケートに回答すると、ステッカー型の温度計がプレゼントされる	会場は経済産業省本館の1階ロビー。東京メトロ霞ヶ関駅A12出口からすぐのところにある

■URL
　経済産業省
　 http://www.meti.go.jp/
　夏の省エネルギーキャンペーン
　 http://www.meti.go.jp/press/20070730003/20070730003.html

■ 関連記事
・【ENEX 2007 第31回地球環境とエネルギーの調和展】
断熱材「Vacua」「ななめドラム」など、「省エネ大賞」受賞機器が集合（2007/02/01）
・ 2006年度の「省エネ大賞」はナショナルの冷蔵庫に搭載された断熱材（2007/01/16）

（本誌：正藤慶一）
2007/07/31 15:10

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