温水洗浄便座のメーカー9社で構成される業界団体、温水洗浄便座協議会は9日、1984年11月から2007年4月までに起こった製品事故についての報告書をまとめ、ホームページで公開した。
今回の報告書は、4月にTOTO(東陶機器株式会社)の一部製品で発煙・発火する事故が起こったことをきっかけに、経済産業省の要請によりまとめられたもの。報告書によると、事故件数の合計は105件。うち66件が、製品の不具合による事故としている。人身事故は1件もなかった。
コネクタ、ハンダの不良や断線による発煙と熱による変形が事故の大半。家屋が全焼する事故は2件起こっているが、いずれも焼損により発火原因がつかめず、製品不具合による事故には分類されていない。
メーカー別で見ると、製品の不具合が原因とされる66件のうち、52件がTOTO、11件がINAX、3件が松下電工だった。
■URL
温水洗浄便座協議会
http://www.sanitary-net.com/
温水洗浄便座の製品事故の調査結果について
http://www.sanitary-net.com/onsuikyo/index.html
経済産業省
http://www.meti.go.jp/
ニュースリリース
http://www.meti.go.jp/press/20070509005/20070509005.html
■ 関連記事
・ TOTOの温水洗浄便座付き便器に発煙・発火の恐れ(2007/04/17)
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/05/09 18:42
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