東京ガス株式会社は10日、自社ブランドで販売した、リンナイ株式会社製の開放型小型湯沸器について無償点検作業を開始すると発表した。
該当する機種は「RN-405SD」で、'91年から'96年にかけて130,565台を販売、安全点検時に56,297台が設置されているのを確認している。
東京ガスでは、11日より専用の電話窓口を設置し、希望者には無償で点検作業を行なう。とくに、使用中たびたび火が消える場合には点検作業が必要になるとしている。
今回の無償点検は経済産業省が9日におこなった、リンナイ製湯沸器による一酸化炭素中毒事故の再発防止関する発表に基づくもので、発表によれば、'95年以降に死亡事故を含む5件の事故が確認されている。
該当機種は、リンナイ製の「RUS-5RX」および「RUS-51BT」。RUS-5RXの東京ガスブランド製品がRN-405SDで5件中3件が該当している。リンナイでは、経済産業省からの指示を受け、早急に事故の原因究明に取り組むとしていた。
■ お問い合わせ先
受付窓口
Tel.0120-796-701
(11日から受付開始)
■URL
□東京ガスのニュースリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20070210-01.html
□経産省のニュースリリース(PDF)
http://www.meti.go.jp/press/20070209003/saihatsuboushi-set.pdf
□リンナイのニュースリリース
http://www.rinnai.co.jp/070209.html
■ 関連記事
・ 日本ガス石油機器工業会、石油関連機器のリコール呼びかけを強化(2007/01/31)
・ ノーリツなど3社の石油直圧式給湯器、リコールを再度呼びかけ(2006/12/05)
・ 経済産業省、リコール中の電気ストーブ39機種を公表(2006/12/25)
( 本誌:伊達 浩二 )
2007/02/11 02:27
- ページの先頭へ-
|