東芝、白色LED素子の量産を10月に開始

~米Brigeluxと共同開発

 東芝は、白色LED素子の量産を10月に開始すると発表した。製造は、グループ企業の加賀東芝エレクトロニクスの200mmウェハー対応製造ラインで行なう。

 東芝は、シリコン基板上にガリウムナイトライドを結晶成長させるGaN-on-Silicon技術を使用したLEDチップの開発を行なっており、今年1月からはLED製品メーカーである米Bridgeluxと共同開発している。すでに最高で614mWの光出力を持つ白色LEDチップの試作に成功した。今回、この成果を生かして量産を開始するとしている。

 白色LEDは低消費電力かつ長寿命で、照明のほか、液晶テレビのバックライトに使用される。市場規模は2011年の7,000億円から、2013年には1兆円に拡大すると予測されている。






(伊達 浩二)

2012年7月25日 12:14