パナソニック、LEDライトで床を照らして取り残しを防ぐ紙パック式掃除機

紙パック式掃除機 MC-PA320GX

 パナソニックは、LEDライトで床を照らして取り残しを防ぐ「紙パック式掃除機 MC-PA320GX」を4月25日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は8万円前後。

 紙パック式掃除機のハイエンドモデルに当たる製品。MC-PA320GXでは、ゴミの取り残しを防ぐ「LEDナビライト」を吸い込みノズルに搭載した点が特徴。同社によると、机の下や壁際、階段や廊下などは、外光や明かりが届きにくく、日中でもゴミを取り残しやすいという。

 新製品では、ゴミの取り残しを防ぐために、高輝度LED4灯を吸い込みノズルの両サイドに搭載。床面を効果的に照らせるように、光を拡散させる特殊レンズを採用するほか、光の照射角度を5度に設定している。これにより床面の明るさは約500lxで、LEDナビライトを搭載していない機種に比べると“ゴミ取れ率”が約20%向上したという。

ノズルの両サイドにLEDライトを搭載した「LEDナビライト」LEDナビライト正面ゴミが確認しやすいように照射角度を約5度とした
明かりが届きにくい机の下のゴミもLEDライトで照らすことで楽に確認できるゴミの取れ率が約20%向上したという

 静音性も向上している。吸気音、モーター音、排気音を低減させる独自の「サイレンサー構造」採用により、実際に耳に聞こえる音の大きさを表したSONE値が従来機種より約22%低減したという。本体のSONE値は18で、運転音は57dB。また、床への負担を少なくしながら、運転音も抑える「低騒音ソフトキャスター」を採用する。

吸気音、モーター音、排気音を低減させる独自の「サイレンサー構造」採用により、実際に耳に聞こえる音の大きさを表したSONE値が従来機種より約22%低減したという

 省エネ性では、ハウスダストの量、床面の状態によって運転を自動制御する「エコナビ」機能を搭載。ゴミの量に応じてブラシの回転数を自動で制御するほか、掃除中断時にノズルを浮かせると自動で運転を停止する「アイドリングオフ機能」を新たに採用する。これにより、強モード設定時に比べ消費電力量を約55%削減できるという。

ハウスダストの量、床面の状態によって運転を自動制御する「エコナビ」機能。ゴミの量に応じてブラシの回転数を自動で制御する機能や、ノズルを浮かすと自動で運転を停止する機能を備える

 そのほかの本体機能として、マイナスイオンにより床面の静電気を除去、床に付着した微細なホコリまで除去する「菌まで拭き掃除」機能、除菌・消臭などの効果がある同社独自の「ナノイー」イオン放出機能、掃除中断時にパイプを簡単に立てられる「クイックスタンド」機能などを従来機種より継承する。

 本体サイズは270×375×222mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.2kg。本体カラーはプレミアムシャンパン。

MC-PA220GX

 下位機種として付属のノズルの種類などが異なる「MC-PA220GX」、ナノイー放出機能を省略した「MC-PA22G」、ナノイー、エコナビ機能などを省略した「MC-PA12G」を同時発売する。価格はオープンプライス。MC-PA220GXの店頭予想価格は63,000円前後、MC-PA22Gは53,000円前後、MC-PA12Gは43,000円前後。

 なお、下位機種にもLEDナビライト機能は搭載されている。

 MC-PA220GXの本体カラーはピンクシャンパン、MC-PA22Gはクリスタルシルバーとクリスタルピンク、MC-PA12Gはクリスタルシルバーとクリスタルブルー。






(阿部 夏子)

2012年2月27日 15:52