やじうまミニレビュー
PlasticArts「M-pad」
~記録面だけを保護、着脱も簡単なCD/DVDカバー
M-pad(エムパッド)。グリーン/ブラック/ピンク/ホワイトの4色から好きな色が選べる。各色5枚入り |
そんな無精者でも、ディスクの記録面が守れるディスクカバーが、今回紹介する「M-pad(エムパッド)」だ。
メーカー | PlasticArts |
品名 | M-Pad(エムパッド) |
購入店 | PlasticArts オンラインショップ |
価格 | 420円 |
M-padは、ディスクの全面でなく、読み取りに一番大事な記録面だけが覆えるという大胆な発想から生まれたディスクカバーだ。カバーの中央にはディスクが差し込めるようになっており、記録面がカバーに直接触れないように、中心部と外周部が1mmほど盛り上がっている。カバーはとても薄く、実測値で0.65mm。重さは11gと軽い。
早速CDをセットしてみると、片手だけで着脱でき、とても簡単だった。記録面に一切触れずにカバーが装着でき、テーブルに置いたまま、もしくは、ディスクを宙に持ち上げた状態のままでも、カバーが取り外しが可能だった。カバーの装着中は、ディスクの中央部と外周部がしっかりと支えられているのがわかる。簡単に取り外しができるものの、多少振ってもカバーは外れる事はなかった。
ディスクを固定する突起のほか、ディスクの記録面にカバーが触れないよう、中心部と外周が約1mm盛り上がっている | カバー外側の表面仕上げは、手になじみやすく指紋や手垢が見えにくい梨地仕上げ |
CDを着脱しているところ。装着はディスクとカバーの中心を合わせて軽く押し込むだけ。テーブルに置いたままでも、宙に浮かせたままでも軽快にカバーを取り外せる |
カバーが簡単に着脱できるのには理由がある。それは、ディスクの端がわずかにカバーからはみ出していることだ。カバーの直径はディスクの直径よりほんの少しだけ小さいため、カバーからディスクを外す際の十分な指の引っかかりとなるのだ。ディスクを固定するカバー中央の爪も、きつ過ぎず、ゆる過ぎず、感触の良い硬さというのも影響しているだろう。とても小さな工夫なのだが、それらの相乗効果により、装着と軽快な取り外しが可能となっている。
ディスクの取り外しの際、指が引っかかりやすいようにカバーの直径は1mm弱小さくなっている | ディスクの記録面はディスク外周の1.2mm内側で終わっているので、はみ出した部分に指が直接触れても大丈夫 |
本製品には、スタッキング(積み重ね)ができるというのも特徴だ。ディスクにカバーを装着すると、カバーの中心部分の爪が0.5mmほどはみ出す。そのはみ出した爪を、もう一つのカバーの裏側の溝にあわせるようにすれば積み重ねられる。20枚積み上げてみたが、多少力を加えても崩れないほど安定していた。しかも、片手で難なく持ち上げることもできた。これはちょっとした驚きだった。
ちなみに、一般的なCDケースを5枚積み上げた際の高さは50mm。しかし、M-padなら、CDを5枚積み重ねた場で16mm、20枚積み重ねても65mm(1枚の場合は3mm強)と、かなりコンパクトにできる点も見逃せない。
ディスクを装着すると、中心の爪が0.5mmほどはみ出す(写真左)。この爪は、カバーの裏側の溝(写真右)に差し込まれるため、安定したスタッキングが可能になっている | 20枚重ねたディスクでも、片手で問題なく持ち上げられた |
カバーを装着したディスクを20枚重ねて、左右に振ってみたが、爪と溝のおかげで安定している |
ディスクにカバーを装着した時の厚みは3mm程度 | CDケースを5枚重ねるとその厚みは5cm。一方M-padに取り付けたCD5枚の厚みはわずか1.6cm。コンパクトに積み重ねられる |
ディスクの大事な記録面を確実に保護しながら、片手だけでスムーズなカバーの着脱ができる――ありそうでなかった、新しい発想の商品と言えよう。もし、ディスクを出しっぱなしで散らかしているのなら、ディスクが読み取れなくなる前に、M-padを活用してみてはいかがだろうか。
2009年 9月 29日 00:00
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