やじうまミニレビュー
ハリオ「たまごクッカー XEC-1WES」
やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
今回ご紹介するのは、電子レンジで卵料理を作れるアイテムだ。卵1個料理するのに、フライパンや鍋を動員するのはなんだか面倒臭いと思ったことはないだろうか。卵1個分のスクランブルエッグのためにフライパンを取り出して火にかけて油をしき、器に卵を溶いて流し入れ、焼いたら別のお皿に移す……というのはなんだかもったいない気がしていたのだ。おいしいけれど、実際焼いている時間はわずかで、できる料理も小さいのに、大きな洗い物が生ずる点も合点がいかない。
そこで卵1個分に相応しい調理器具を探したところ見つけたのがハリオ「たまごクッカー」だ。
メーカー | ハリオ |
製品名 | イースタイル たまごクッカー XEC-1WES |
希望小売価格 | 735円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 735円 |
火を使わず、電子レンジでたまご料理が作れる「たまごクッカー」 | たまご型の容器 | 先端に穴の開いたふたと、耐熱ガラスの容器で構成されている |
「たまごクッカー」は耐熱温度差は120℃耐熱ガラスの容器に、耐熱温度140℃のポリプロピレン製のふたがセットになっており、見た目はかわいいたまご風。80×74×89mm(幅×奥行き×高さ)の本体で、口径63mm、実容量は150ml。使用できる卵は1個だ。注意したいのはゆで卵製造器ではないこと。必ず卵の中身を割り入れて加熱するのがルールとなっている。
使い方は至って簡単。ガラス本体に卵1個を割り入れ、塩・コショウなどで味付けをしたらよく混ぜて電子レンジに入れるだけだ。500Wまたは600Wで30秒~50秒加熱すると、卵が膨らみつつ固まる。できたら取り出してふたを外し、箸やフォークで卵をほぐせばできあがり。そのままテーブルに並べてもいいし、お皿に移してもよい。
■混ぜて「スクランブルエッグ」に
前述のスタンダードな調理方法でできるのはスクランブルエッグ。かき混ぜずに卵焼き風にして食べてもよい。味付けは塩、コショウのほか、ガーリックパウダーなどを少々加えてもおいしい。個人的にはサンドイッチの具で卵が欲しいときや、カップ麺のトッピングに重宝している。フライパンが不要なので、本当に手軽だ。
ほぐして塩・コショウで味付けした卵を電子レンジの中へ | 様子を見ながら600Wで30~50秒加熱する | 容器内でほぐすとスクランブルエッグになる |
ポイントは30秒経過したところで様子をみながら一旦止め、好みの仕上がりになるまで10秒ずつ加熱すること。一気に50秒加熱すると、残りの10秒あたりで勢いよくブワッと膨らんでしまう。完全に吹き上がらせるとパサパサした食感が強く残るので、様子を見ながら余熱で固まらせるほうがしっとり感が残るようだ。使用する電子レンジによって仕上がりに多少違いが出ると思われるので、お手持ちのレンジでちょうどよい加減が見つけよう。
ほぐさずに食べるとたまご焼き風。あまり一気に加熱すると固くなるので気をつけよう | カップ麺の具としてトッピングすればいつもより豪華に(笑) | サンドイッチの具としても簡単にできて助かる |
なお、使用するにあたって注意事項もある。卵1個分ではガラス容器が余って見えるが、加熱するとかなり膨らみ、容器の口付近に達することもある。 従って2個以上いれて加熱しないように注意してほしい。また、加熱直後はかなり熱いので、取り出す際はヤケドに注意していただきたい。直接触れないように 鍋つかみなどを使うことをお勧めする。ビニール製のテーブルクロスの上に直接置かず、お皿や鍋敷きなどの上に置こう。蓋をあけるときは万が一に備えて、あ まり顔を近づけないように。また、ふたが溶ける恐れがあるため、オーブンや直火機能が作動するモードは絶対使わないように注意しよう。
これまで電子レンジ内でふたが飛ぶといったトラブルは発生していないが、説明書に従って正しい扱いを心がけることは大事だ。心配なときはワット数を下げる、短い時間から試すなどの加減をするといいだろう。
■「半熟たまご」で温泉たまごに!
卵を完全にかき混ぜず、黄身だけ軽く崩して加熱すると「半熟たまご」も作れる。こちらも30秒以後、10秒ずつ様子をみながら加熱する。まだ多少水っぽいかな、というところで止め、余熱で固まらせたらだし汁とネギを加えてみよう。するとあっという間に温泉たまご風に! あのだし汁と半熟たまごの味わいと来たらない。温泉たまごが大好きな方にぜひお勧めしたい。
破裂防止のために黄身だけ軽く崩して電子レンジへ | 完成した半熟たまごにだし汁とネギを加えれば、温泉たまごの味わいに! だし汁は「めんつゆ」などが便利だ |
■あともう1品、をサポートしてくれる調理器具
ここで「卵料理が1品あったら」というときに大活躍の「たまごクッカー」。調理後、流し台の中の洗い物が小さいというのも密かな喜びである。フライパンで作るスクランブルエッグと比べれば、加熱加減に限界があることや、混ぜながら作れないという点で食感に差は生じることはやむをえない。しかし、その手軽さゆえに欠かせない調理器具になっているのだ。
2009年 4月 17日 00:00