三洋電機は、電動ハイブリッド自転車の電池が充電できる駐輪場「ソーラー駐輪場」を、3月、徳島県庁の敷地内にオープンする。
「ソーラー駐輪場」は、同県庁内にある既存の駐輪場の屋根に太陽電池を取り付けたもの。太陽光から発電した電気を蓄電システムに蓄えて、そこから電動アシスト自転車「eneloop bike(エネループ バイク)」のリチウムイオン電池へと電気を供給する仕組みになっている。蓄電システムにはAC電源も備えており、非常用電源としても使用できる。
同駐輪場には、出力210Wの「HIT太陽電池パネル」を3枚搭載し、年間発電量は約690kWh。「eneloop bike」も3台寄贈され、県庁の公用車として活用される。一般の人がeneloop bikeを持参し、バッテリーを充電するといった利用はできない。
三洋電機ではソーラー駐輪場を「化石燃料を一切使わない、完全独立型のクリーンなシステム」としており、徳島県民に太陽電池や充電池の活用事例を紹介して環境への意識を高めてほしいとしている。なお同社は徳島県板野郡にリチウムイオン電池の生産拠点を構えている。
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ソーラー駐輪場のイメージ図
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■URL
三洋電機
http://www.sanyo.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0902news-j/0209-1.html
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( 本誌:正藤 慶一 )
2009/02/10 16:29
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