財団法人日本電機工業会(JEMA)は、2007年3月における家電製品の出荷統計を発表した。国内出荷金額は合計で1,370億円で、前年同月比で0.3%の微減となった。
製品別では、IHクッキングヒーターとジャー炊飯器が伸長し、それぞれ同20.8%増、同7.7%増となった。IHクッキングヒーターは、これで25カ月連続で2ケタ増を記録している。その一方、冷蔵庫、掃除機、換気扇では減小となった。
台数ベースでは、IHクッキングヒーター・洗濯機・冷蔵庫で増加となり、それぞれ同13.8%、3.2%、0.4%増となった。冷蔵庫では、451L以上の大容量タイプが同40.1%増となり、5カ月連続の2ケタ成長。洗濯機では、乾燥機能を備えたタイプが同1.8%増となり、2002年10月以降連続のプラスとなった。また、ドラム式の洗濯乾燥機は2ケタ成長を記録した。
マイナスとなったのは、掃除機(同0.8%)・電子レンジ(同2.9%)で、それぞれ4カ月、3カ月ぶりの減小。ジャー炊飯器も減小したが、IH式に限れば同6.0%の増加で、8カ月連続でのプラスとなった。
この結果、2006年度の売り上げ金額は1兆4,277億円で、同0.9%の減小となり、3年ぶりのマイナスを記録した。同協会では、この結果について、夏の天候不順の影響による冷蔵庫の売上の減少を挙げている。
また、2006年度の出荷合計額の順位も発表され、上位から順に、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、換気扇、IHクッキングヒーターという結果となった。
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2006年度の出荷金額の月別推移
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■URL
財団法人日本電機工業会(JEMA)
http://www.jema-net.or.jp/
民生用電気機器 2007年3月 ならびに 2006年度国内出荷実績
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/2007/07.03/0703ka-koku.htm
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( 本誌:正藤 慶一 )
2007/04/20 14:33
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