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2007年度の家電製品生産額、前年比0.7%増の見通し

~2006年度は2%減で前年割れの見込み

 財団法人日本電機工業会(JEMA)は、2007年度の電気製品における生産の見通しを発表した。家電製品の国内生産額を1兆8,353億円とし、前年度比では0.7%の微増、3年ぶりに前年を上回るという見通しを発表した。

 同会では要因として、(1)「新規・高付加価値商品の需要の拡大」、(2)「消費税率引き上げ前の駆け込み需要の買い換え」を挙げている。

 (1)については、2006年度から洗濯乾燥機・IHクッキングヒーターの需要が拡大すると予想。伸び率はいずれも10%強としている。また、電気炊飯器・電子レンジなど、“おいしさ”“健康”をテーマとした高付加価値の調理器具についても、伸長する予測。さらに、これら高付加価値商品は、いずれも国内生産が中心になっているため、国内生産額の増加に寄与するとしている。

 (2)については、'97年に消費税率が3%から5%へと引き上げられた際、その直前に、製品の購入者が相次いだ、いわゆる「駆け込み需要」から10年経ったことを受けたもの。家電製品の買い換える時期に来ており、需要は今後も安定的に推移するという。

 品目別で見ると、前年度よりも生産額の増加を見込んでいるのは、IHクッキングヒーター(12.5%増)、空気清浄機(10.6%増)、電気釜(5.7%増)、電子レンジ(4.0%増)、冷蔵庫(1.5%増)、洗濯機(1.5%増)。一方、減額が見込まれているのは、ルームエアコン(2.6%減)、食器洗い乾燥機(1.5%減)、換気扇(1.0%減)、掃除機(0.8%減)。

 同会では、2006年度の生産の見込みも発表。家電製品の国内生産額を1兆8,226億円とし、前年度比で2.0%減で、2年連続の前年割れを見込んでいる。

 要因として、(1)夏期の天候不順による、エアコン・冷蔵庫の需要の低下、(2)メーカーが、これまで国内生産だった小型機・普及期を、海外生産に移行しはじめたこと、の2点を挙げている。





URL
  社団法人日本電機工業会(JEMA)
  http://www.jema-net.or.jp/
  2007年度 電気機器の生産見通し
  http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/mitoshi/mitoshi_m.htm

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( 本誌:正藤 慶一 )
2007/03/16 16:39

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