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RIZO イエロー
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象印マホービン株式会社は27日、同社のデザインに関する記者説明会を東京で開催した。会場では、来年2月に発売する炊飯器「RIZO」の試作品が公開されたほか、同社のデザイン戦略についてのスピーチが行なわれた。
「RIZO」は3合炊きの炊飯器で、曲線を基調としたデザインが特徴。2007年2月に日本、欧州、米国、台湾、韓国、中国、東南アジアで同時に発売される。デザインを務めたのは「グッドデザイン賞」の審査委員長を務める喜多俊之氏。価格は、ボディカラーがホワイト、イエローの「NS-XB」が18,900円、外装がステンレス加工された「NS-XA」が21,000円。
同社デザイン室長の仲谷静夫氏は、RIZOについて「海外市場において、ZOJIRUSHIブランドを幅広く発信するもの」と位置づけ、「世界中のキッチンに調和するデザイン。炊飯ジャーというよりも、キッチンに置く“鍋”に近い」などと話した。また、今後の同社のデザインについては、引き続き「日常生活を基本としたもの」を目指すとした。
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RIZOシリーズのラインナップ。今回展示されたのは海外版
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操作盤をはじめ、すべて英語表記となっているが、国内向け商品は日本語になる
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蒸し料理に使用する板も付属する
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操作盤には5つのボタンがある
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デザイン室長の仲谷静夫氏
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そのほか、同社のデザイン家電「ZUTTO」シリーズも展示された。同シリーズは「デザイン性を極めたフォルムと合理性を追求した機能」をコンセプトに、2004年より発売を開始。炊飯器、電気ポット、コーヒーメーカー、ポップアップトースターの4製品をラインナップ。また台湾・北米・中国・東南アジアでは、トースターを除く3商品が販売されている。
開発を担当した同社デザイン室の堀本光則氏は「ZUTTOのデザインはもともと国内向けだったが、台湾では日本以上の反響を得た。RIZOにつながるデザインだった」とコメントした。
会場では、同社がこれまでに発売した炊飯器や電気ポットなどの製品も展示された。
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ZUTTOシリーズ。左から、ポップアップトースター、コーヒーメーカー、電気ポット、炊飯器
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デザイン室の堀本光則氏
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魔法瓶や炊飯器など、同社がこれまでに発売した製品も多数展示された
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■URL
象印マホービン株式会社
http://www.zojirushi.co.jp/
「RIZO」ニュースリリース
http://www.zojirushi.co.jp/corp/news/2006/061025/RIZO.html
「ZUTTO」シリーズ 製品情報
http://www.zojirushi.co.jp/syohin/zutto/index.html
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( 本誌:正藤 慶一 )
2006/10/27 21:23
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