国民生活センターは、防水加工が施されている電気カーペットについて、コントローラー部分に水がかかった場合、発火する恐れがあるという調査結果を発表した。ユーザーに対して注意を喚起するとともに、メーカーや関連団体に対して改善を求めている。
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防水加工の電気カーペットのコントローラー部分から発火が認められたという
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発火が確認された箇所
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事故が確認されたのは2009年1月で、防水加工の電気カーペットのコントローラーから出火した。調査によると、製品の構造には問題がなく、コントローラー部分に水分が侵入したことが原因だと見られる。
事故の当事者宅では犬を飼っており、当該の製品からが尿のニオイが確認されたため、犬の尿がコントローラー部分にかかったことが出火の原因になった可能性があるという。
同センターでは消費者に対し、防水と書いてある電気カーペットでもコントローラー部分は水濡れ禁止のため、水分をかけないよう呼びかけている。特に室内で犬や猫を飼っている場合、幼い子供がいる場合は水分をこぼしたりする場合が多いので注意するように促している。
また、業界に対しては、取扱説明書への明記や注意喚起、さらにコントローラーにも防水機能を持たせた新製品の開発などを呼びかけている。
■URL
独立行政法人国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/ncac_index.html
ニュースリリース
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20090219_1.html
( 本誌:阿部 夏子 )
2009/02/20 18:14
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