日立マクセルは、業界初となる“液漏れ補償”がついたアルカリ電池「ボルテージ」シリーズを4月1日に発売する。価格はオープンプライス。「実売価格は現行製品と同程度」としており、単三形4本パック、単四形4本パックがいずれも500円前後と見られる。
「乾電池についてのクレームは8割が液漏れ」であることに着目し、徹底した液漏れ防止対策を施したことが最大の特徴。同社の調査によると液漏れの55%は、寿命が終わったのにも関わらず、機器の中に入れっぱなしにしていることが原因だという。この状態になると、乾電池内部で水素ガスが発生して内部の圧力が高まり、液漏れにつながる。ボルテージでは内部の材料に新開発の亜鉛合金を採用。水素ガスの発生を抑えて、液漏れを原因から起きにくくした。
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ラインナップ
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液漏れゼロを大々的にアピールする
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液漏れの原因は過放電によるものが大半を占める
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内部から水素ガスが発生し、液漏れを起こす
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水素ガスが発生しづらい新素材を開発した
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従来品比で寿命は5%向上している
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こうした構造を採ったことにより、単三形、単四形には5年間の液漏れ補償が付く。メーカーが定める正常な使用状況において、5年以内に液漏れを起こした場合は、電池の交換または電池を入れていた機器の修理、交換サービスが受けられる。
また、新素材の採用により、寿命も従来製品比で5%向上している。
ラインナップは単一形~単五形、9V角形。
■URL
日立マクセル株式会社
http://www.maxell.co.jp/
ニュースリリース
http://www.maxell.co.jp/jpn/news/2009/news090114_1.html
( 本誌:伊藤 大地 )
2009/01/14 14:56
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