【2009CES Digital Experience】ルンバのiRobotから、雨樋掃除ロボットが登場

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【2009CES Digital Experience】
ルンバのiRobotから、雨樋掃除ロボットが登場

　CESの開幕を翌日に控えた7日、ラスベガス市内のホテル「Mirage」にて、報道関係者向けのイベント「Digital Experience」が開催された。ここでは、雨樋を簡単に掃除できるロボット「Looj」や、ニッケル水素充電池が充電できるコンパクトなソーラー充電器「Energizer Rechargeable Solar Charger」などの家電製品を紹介しよう。


Didital Experienceの会場となったホテル「Mirage」	Didital Experienceの会場のようす。食事も振る舞われ大いに盛り上がっていた

● “雨樋専用”の掃除機「Looj」

iRobotの雨樋掃除機「Looj」。これを雨樋の上に走らせることで、雨樋をキレイにする

　自動掃除ロボット「Roomba(ルンバ)」のメーカーとして知られる米iRobotのブースでは、屋根の雨樋に溜まった落ち葉や土などのゴミを掃除するロボット「Looj」の最新モデルが公開された。

　雨樋の掃除というと、マンション住まいの人にはあまり関係のない話かもしれないが、はしごを使った高所の作業となるため危険な作業だ。また、はしごを昇降したり、かけ直す手間も伴う。しかしそのまま放っておくと、雨樋に溜まったゴミが水の流れを堰き止めてしまい、アリやハエといった害虫が育つ原因になる。

　Loojは、そんな面倒な雨樋の掃除を簡単にするためのロボット。使い方は、Looj本体を雨樋に一度セットした後、リモコンとなる取っ手を本体から取り外し、ワイヤレスでLoojの電源をONにする。Looj本体の先にはブラシが付いており、これが回転しながら前進することで、雨樋に溜まった落ち葉をはじき飛ばす。後退もできるため、一通り掃除が終わった後は元の位置へと戻すこともできる。掃除に掛かる時間は60フィート(約18m)で約10分。

　Loojは昨年より発売されており、2008年のCESでは、優れたデザインとエンジニアリングを表彰する“イノベーション・アワード”の1つに輝いている。今回公開された最新モデル「125」「135」「155」では、よりスピードアップが図られている。最新モデルは今春発売予定で、価格は129.99ドル。

　会場では雨樋の模型が用意され、Loojが落ち葉を掻き出す様子に、ギャラリーからは驚きの声が聞かれた。

「Looj」を、会場の雨樋の模型上にて動かしているところ


キャタピラを使って前後に動く仕組みだ	日本でもお馴染みの自動掃除ロボット「Roomba(ルンバ)」も展示されていた

● ENERGIZER、太陽電池で充電池がチャージできるコンパクトな充電器

ニッケル水素充電池がチャージできるソーラー充電器「Energizer Rechargeable Solar Charger」

　電池メーカーの米ENERGIZERのブースでは、太陽電池で単三/単四サイズの充電池が充電できるコンパクトな充電器「Energizer Rechargeable Solar Charger」が展示された。

　「Energizer Rechargeable Solar Charger」は、単三2本、または単四2本のニッケル水素充電池が充電できるソーラー充電器で、片手で持てる軽さとコンパクトさが特徴。乾電池用のソーラー充電器は、日本では三洋電機の「eneloop solar charger」があるが、コンパクトさの面では本製品が優れている。

　太陽電池のパネルは前後に倒したり左右にひねることができ、パネル面を収納したり、光の方角へパネルを向けることにも対応する。また、雨や風にも耐えられるウォータープルーフ仕様となっている。

　このほか、LEDライトも搭載。USBへの出力機能も備えている。

　太陽光での充電時間は、単三が20時間(容量2000mAhの場合)、単四が9時間(容量850mAhの場合)。AC電源からも充電でき、その場合の充電時間は7/3時間(単三/単四)。

　発売は2009年夏を予定しており、価格は単三のニッケル水素充電池が2つ付属して49.99ドル。


ソーラーパネル収納時。コンパクトで軽いので片手でも簡単に持てる	単三のニッケル水素充電池を入れているところ。単四も可能	LEDライトも搭載。連続点灯、または点滅が選択できる

Wiiリモコンが2つ同時に充電できる「Energizer Power&Play for Wii」も展示されていた

　ENERGIZERのブースではこのほか、家庭用ゲーム機「Wii」のコントローラー「Wiiリモコン」が2本同時に充電できる充電器「Energizer Power&Play for Wii」も展示されている。充電器本体にはライトが点灯しており、この光の色がオレンジから緑色になると、充電が完了したことを表わす仕組みになっている。

　この充電器は、Wiiリモコンに取り付けるニッケル水素充電池2個と電池カバー2個がセットになっている。電池と充電器の接点を合わせて充電するため、三洋電機「eneloop Wiiリモコン専用無接点充電セット」のような無接点充電はできない。現在発売中で、セット価格は39.99ドル。


充電時には本体にオレンジ色のランプが点き、これが緑色になると充電が完了したことになる	Wiiリモコンの中に付属のニッケル水素充電池をセットする	カバーは専用のカバーを使用する。接点があるのでWiiリモコンジャケットを着けたままでは充電できない


Xbox360のワイヤレスコントローラー用の充電スタンドもあった	こちらはPS3用の充電スタンド	日本ではあまり見られない、乾電池型のリチウム電池「Energizer Ultimate LITHIUM」もあった

■URL
　 2009 International CES（英文）
　 http://www.cesweb.org/
　米iRobot
　 http://store.irobot.com/corp/index.jsp
　米ENERGIZER
　 http://www.energizer.com/
　 2009 International CES レポートリンク集
　 http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/event_ces09.htm

（本誌：正藤慶一）
2009/01/09 00:03

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