社団法人日本電機工業会(JEMA)は、11月の家電出荷実績を発表。国内出荷金額は前年同月比6.2%減の1,269億円だった。9月以来、2カ月ぶりのマイナスとなった。
製品別では、これまで好調だった冷蔵庫が同比5.5%減で、8カ月ぶりにマイナスを記録。さらに掃除機が同17.8%、洗濯機が同10.1%、電子レンジが同2.9%の減少となった。同会ではこの原因について「急速な景気減速が実体経済にも波及し、消費者の買い控えが影響した」としている。
台数ベースでも引き続き減少が続いており、4カ月連続のマイナスを記録したのが掃除機(同19.5%減)、冷蔵庫(同12.4%減)で、3カ月連続のマイナスでは、電子レンジ(同13.5%減)、洗濯機(同13.1%減)、炊飯器(同9.1%減)がある。
ただし、冷蔵庫では容量501L以上の大型タイプが同27.4%増と好調で、電子レンジではスチーム機能を搭載したオーブンレンジが同0.1%増と、前年の水準を維持している。また、IHクッキングヒーターは同3.3%増とプラスとなっており、同社では「オール電化の普及や快適性・安全面が消費者のニーズと合致」したとしている。
■URL
社団法人日本電機工業会
http://www.jema-net.or.jp/
11月の出荷実績
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/2008/08.11/0811ds-coment.pdf
■ 関連記事
・ 9月の家電出荷額は3カ月ぶりマイナスの1,258億円(2008/10/27)
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/12/26 13:45
- ページの先頭へ-
|